ライター : ☆ゴン

マグロは世界中に8種類いるとされている

マグロはサバ科マグロ属に分類される大型魚で、世界中の温帯・熱帯海域に広く分布しています。構成する種は8種類あるとされ、その内訳は以下のとおりです。

マグロの主な種類

  1. クロマグロ(本マグロ)
  2. タイセイヨウクロマグロ
  3. ミナミマグロ(インドマグロ)
  4. メバチマグロ
  5. キハダマグロ
  6. ビンナガマグロ(ビンチョウマグロとも)
  7. コシナガマグロ
  8. タイセイヨウマグロ(クロヒレマグロ)

日本で流通しているマグロは6種類

日本ではコシナガマグロ、タイセイヨウマグロを除いた、6種類が食用のマグロとして流通しているとされます。おもに刺身や寿司のネタとして、多くの人に好まれ、盛んに食べられていますよ。

日本で流通しているマグロのなかで、最高級とされるのがクロマグロです。よくニュースで話題になりますが、青森県大間産のものが初競りにかけられ、一本で3億円を超えたことも。これは新年のご祝儀相場という特殊な事例ですが、豊漁のときでも卸値で1kg当たり数千円以上はします。

マグロの種類とそれぞれの特徴・味わい

クロマグロ

本マグロとも呼ばれ、マグロの王様と称される最高級の品種で、名前のとおり魚体が黒いのが特徴です。英名は「Pacific bluefin tuna」。成長すると体長は3mを超え、体重は400kg以上にもなります。

日本沿岸を含む太平洋の温帯・熱帯海域、とくに北半球側に広く分布。身に大トロの部位が多く味と色目が濃いため、刺身や寿司ネタとして、もっとも極上と評価されるマグロです。

タイセイヨウクロマグロ

大西洋で獲れるクロマグロで、かつては太平洋産のクロマグロと同種とされていたものの、現在は別種とする意見が大勢です。英名は「Northern bluefin tuna」。

体長は4.5m、体重は700kg近くにも達する最大級のマグロです。地中海を含む大西洋の温帯・熱帯海域に分布。食味や価格ともにクロマグロと変わらない超高級魚で、獲れたものの大半が日本へ輸出されています。

ミナミマグロ

クロマグロに次ぐ人気を誇るミナミマグロは、その名のとおり、南半球中緯度の温帯・亜熱帯海域に広く分布しています。成魚の体長は2.5m、体重が250kgほどの中型種で、英名は「Southern bluefin tuna」。

肉質は鉄分が豊富なため赤身の色が濃く、トロの脂のりもよく、かつては寿司ネタとしてたいへん重宝されました。いまは条約によって保護されている絶滅危惧種です。
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