ライター : 菅 智香

育児料理アドバイザー

マグロの種類は全部で8種類!

マグロとはスズキ目サバ科に属する大型の回遊魚です。世界の海で見られる魚のなかでも、特に大型の肉食魚で、マグロの種類は全部で8種類あります。8種類のなかで、日本で流通するのは5種類、クロマグロ、ミナミマグロ、メバチマグロ、キハダマグロ、ビンチョウマグロです。この記事では日本で流通する5種類のマグロのそれぞれの特徴をご紹介します。

日本で流通するマグロ5種類と特徴まとめ

種類大きさ見た目味わい濃厚さ価格おすすめの食べ方
クロマグロ(本マグロ)大型濃くて深い赤色12月から1月ごろとろけるような脂で、濃厚な甘味☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆刺身や寿司ネタ
ミナミマグロ(インドマグロ)中型黒ずんだ濃い赤色春から夏(4月〜6月)ねっとりとした濃厚で甘味のある脂☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆刺身や寿司ネタ
メバチマグロ中型鮮やかなピンク色秋から冬と春(10月~12月と4月~5月)脂がのり、かすかな酸味に旨味と甘味☆☆☆☆☆☆刺身やステーキなどの焼き物
キハダマグロ大型薄いピンク色
夏(6月~8月)
脂肪分が少なくクセのないあっさりとした味わい☆☆☆☆煮物や揚げ物
ビンチョウマグロ小型ピンクがかった乳白色秋から冬(8月~12月)やわらかい食感ツナ缶に加工

マグロの種類と特徴、値段

クロマグロ(本マグロ)

※イメージ画像です

クロマグロ(本マグロ)の特徴

  1. 生息地:主に大西洋や地中海、日本近海。北半球に広く分布
  2. 旬:12月〜1月ごろ
  3. 大きさ(体長と体重):体長3m・体重400kgほど
  4. 味わい:とろけるような脂で、濃厚な甘味
  5. 値段:100gあたり600~3,000円
マグロの王様として、とても人気があるのがクロマグロで、別名本マグロとも呼ばれています。北半球に広く分布され、12月から1月にかけて旬を迎えます。複数ある種類のマグロのなかで最高級とされ、さらに大きさも体長3m、体重400kgに達することもある、もっとも大きいマグロの品種です。

クロマグロの大トロはとろけるような脂です。濃厚な甘味、コクと深みのある味わいなので、刺身や寿司ネタとしていただくのがおすすめですよ。

ミナミマグロ(インドマグロ)

※イメージ画像です

ミナミマグロ(インドマグロ)の特徴

  1. 生息地:南大西洋の海域
  2. 旬:春から夏(4月〜6月)
  3. 味わい:ねっとりとした濃厚で甘味のある脂
  4. 値段:100gあたり600~3,000円
南大西で摂れるマグロのため、ミナミマグロと呼ばれます。春から夏にかけて旬を迎えますよ。クロマグロよりもサイズは小さいですが、成長すると100kgを越える場合もあります。

ミナミマグロはねっとりとした濃厚で甘味のある脂が絶品です。クロマグロと同じように高値で取引される品種で、クロマグロと同様に大トロが取れますよ。刺身や寿司ネタとしておいしくいただけます。

メバチマグロ

メバチマグロの特徴

  1. 生息地:赤道を中心とした温暖海域
  2. 旬:秋から冬と春(10月~12月と4月~5月)
  3. 味わい:脂がのり、かすかな酸味に旨味と甘味
  4. 値段:100gあたり300円~600円
メバチマグロは日本に流通する5種類のマグロのなかでも、もっとも多く流通しているマグロです。赤道近辺の温暖海域に生息し、秋から冬と春に旬を迎えます。

やわらかめの身は鮮やかなピンク色でをしています。クロマグロやミナミマグロと違い、大トロ部位はないものの、中トロと赤身がおいしいですよ。手頃な価格のため、スーパーや回転寿司で並ぶことが多くあります。刺身だけでなく、ステーキなどの加熱料理にもおすすめですよ。

キハダマグロ

キハダマグロの特徴

  1. 生息地:熱帯・温帯海域
  2. 旬:夏(6月~8月)
  3. 味わい:脂肪分が少なくクセのないあっさりとした味わい
  4. 値段:100gあたり150~300円
キハダマグロは鎌状で長い背ビレと尻ビレが黄色味を帯びていることから、漢字で「黄肌マグロ」を書きます。熱帯、温帯海域も生息し、夏に旬を迎えますよ。

薄いピンク色をしていて、脂肪分が少なくクセのないあっさりとした味わいが特徴です。漁獲量が多いことから価格が安定していて、スーパーや量販店などのお買い得な刺身として販売されることもありますよ。煮物や揚げ物など、加熱調理していただくのもおすすめです。
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