ライター : macaroni_repro

贅沢ロースハムをご自宅で

この記事は、三越伊勢丹が運営する、食メディア「FOODIE」の提供でお送りします。
ワインのつまみやサンドイッチの具材に、ぴったりのロースハム。お家で作るのはハードルが高いイメージですが……。 「家庭で簡単に作る方法もありますよ!」と話すのは、ジビエ料理に定評がありハムやソーセージにも詳しい『ラ・ブーシェリー・デュ・ブッパ』の神谷英生シェフ。今回は、自家製ロースハムの簡単な作り方を教えてもらいました。

塩漬け⇒湯せん⇒焼くのたった3ステップで完成

面倒に思われがちなロースハムですが、塩漬け・湯せん・焼くの3ステップで作れてしまうんです。 「試作を繰り返して、家庭でも気軽に作れるように、調味料の量、加熱時間を調整しました。湯せんの温度と時間をしっかり守れば、失敗なく、おいしく作れるはずです!」

ジューシーで肉のうまみたっぷり! 自家製ロースハムレシピ

<材料>(豚ロース肉500g分)

豚ロース肉…500g ※脂がしっかりと入ったロース肉を選びましょう A・塩…10g(肉の重量に対して2%)  ・グラニュー糖…5g(肉の重量に対して1%)  ・白こしょう…2.5g(肉の重量に対して0.5%) B・ニンニクの薄切り…1片分  ・フレッシュタイム…1枝  ・エクストラバージンオリーブオイル…大さじ2

<作り方>

① Aを混ぜ合わせ、豚ロース肉全体にまぶす
「塩の量が多いのでは……と思うかもしれませんが、豚肉の中まで塩を浸透させるには、このくらいの量は必要です。豚肉をよくもんでなじませます」
② 密閉保存袋に①の豚ロース肉とBを入れて密封し、全体にもみ込んだら冷蔵庫で丸1日(24時間)寝かせる。
「ポイントは、オリーブオイルを加えること。豚肉に調味料がなじみやすくなり、漬け込む過程で出てくる肉汁と混じり合って乳化します」
③ 60~70℃のお湯で②を1時間30分湯せん、温度が高くなったら、氷を入れて温度調整する。
「温度管理は、特に大切です! 70℃以上になると、肉質が固まってしまいます。湯の温度が70℃よりも上がったら氷を加え、温度を下げましょう」
④ 1時間30分加熱したら、袋から肉を取り出し、クッキングペーパーで表面の汁気をしっかりと拭き取る。オリーブオイル大さじ1(分量外)をひいたフライパンを強火にかけ、肉を入れて全体にじっくりと焼き色をつける。好みの厚さに切ったら完成!
「ソテーをする際は、必ずオリーブオイルをひいてください。豚肉の脂身部分をカリカリに焼き上げることで、肉の脂と香りが閉じ込められたしっとりジューシーな仕上がりになるんです!」
見てください、このほんのりとピンクに色づいたお肉を! やわらかくジューシーな肉質と甘くてとろけるような脂のコンビネーションが最高です。こんな本格的なロースハムがこんなに簡単に家庭で作れるなんて、ちょっとビックリ!
豚肉のうまみを引き立てる、さっぱりとした玉ねぎソース(※)と合わせて、ぜひ、お試しください。 ※玉ねぎソースの作り方:みじん切りにした玉ねぎ1個分に白ワインビネガー(1と1/2カップ)を加えて混ぜるだけ。
提供元:

編集部のおすすめ