コレステロール値を下げる「不飽和脂肪酸」

アーモンドに含まれる脂質は100gあたり54.1g、1粒(1g)あたり0.5gと、決して少なくありません。アーモンドを食べ過ぎると太ると思われるのも、これが理由でしょう。

しかし、アーモンドの脂質は、ほとんどが一価不飽和脂肪酸である「オレイン酸」。オレイン酸は、血液中の悪玉(LDL)コレステロールを下げる作用があり、健康維持に役立ちますよ。(※1,2,10,11)

アーモンドは一日に何粒まで食べていい?

一日に23粒まで

アーモンドは、一日に23粒までを目安に食べるのがおすすめです。アーモンド23粒(約23g)分のカロリーは、約140kcal。アーモンドは脂質の割合が大きいため、食べ過ぎには注意が必要です。手のひら一杯くらいを目安に、あらかじめ計っておくと良いですよ。

料理の材料として使ったり、小腹が減った間食に食べたりと上手に摂り入れましょう。(※1,2,12)

アーモンドを食べすぎると

アーモンドには食物繊維が豊富に含まれます。適量の摂取であれば、腸の運動を促す良いはたらきが期待されますが、摂り過ぎると便秘が悪化するおそれも。

また、単純に食べ過ぎはカロリー過多につながります。ダイエット中の方は特に気を付けましょう。(※1,13)

アーモンドの栄養を活かす上手な食べ方

食べ方

  1. ローストアーモンドを選ぶ
  2. サラダや料理に取り入れる
  3. よく噛んで食べる
  4. 皮も一緒に食べる

ローストアーモンドを選ぶ

アーモンドは、油で揚げる、煎る、ゆでるなどさまざま方法で調理できます。そのなかでもおすすめなのが煎る調理方法の「ローストアーモンド」。なぜなら、油や塩を使わなくても、煎ることで香ばしさが感じられ、ヘルシーに食べられるからです。

さらに、アーモンドの皮には、食物繊維が多く含まれています。皮ごと食べられるローストアーモンドは、栄養がしっかり摂れるのでおすすめです。(※14)

サラダや料理に取り入れる

アーモンドはそのままでももちろんおいしいですが、そのままでたくさん食べるのには限界があります。たとえば、砕いてサラダにかける、フードプロセッサーでペースト状にしてしょうゆやみそと混ぜるなど、細かくするとさまざまな料理に活用できますよ。

普段の料理もアーモンドを入れることでアクセントが加わり、食事のバリエーションが広がりますね。
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