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タリーズコーヒー
1992年にアメリカのシアトルで創業した会社で、日本には1997年に1号店がオープンしました。現在は、日本以外に韓国にも出店しています。
◼︎コーヒーの種類(産地)
アラビカ種のコーヒー。通年あるコーヒーが10種類、季節限定がだいたい2〜3種類くらいで構成されています。
その中から、ブラックコーヒーは「本日のコーヒー」として1種類提供されており、日によって違うコーヒーを楽しむことができます。
◼︎焙煎
シアトル系スペシャルティコーヒーの「海外焙煎」という常識を覆し、国内焙煎に切り替えたのがタリーズの特徴。海外焙煎ではコーヒーの「焙煎したての美味しさ」をお客さまにお届けできないと判断したからだそうです。
そして、2013年静岡県にタリーズコーヒー ロースティングファクトリーが完成しました。
タリーズのコーヒーは、シアトル系コーヒーの特徴である深煎り焙煎で、フルシティローストという焙煎具合です。
◼︎抽出方法
ペーパードリップ方式
◼︎味
シアトル系の特徴でもある深煎りがメインですが、比較的丸みがあって柔らかく、後味が強いイメージがあります。
◼︎価格
Short ¥310 / Tall ¥360 / Grande ¥410 / Enorme ¥460
◼︎コーヒー以外のメニューについて
スワークルというタリーズオリジナルのフローズンドリンクも非常に人気です。
また、一部店舗を除いてパンケーキやパスタなどの食事メニューも充実しています。
初めてタリーズコーヒーに行くなら、スタバ同様、まずは「ハウスブレンド」をオススメします。 コク、酸味のバランスが取れているので、とても飲みやすいですよ。
シアトルズベストコーヒー
シアトルズベストコーヒー は、1968年にアメリカ合衆国ワシントン州ウィッビーアイランドで開業したシアトル系コーヒーを専門とするコーヒーショップです。
店舗は関西を中心に日本には約60店あり、シナモンモールをメインにした菓子パン専門店の「シナボン」や、お酒やシアトル流のより本格的な食事も楽しめる「ヴァション」という形態の店舗もあります。
◼︎コーヒーの種類(産地)
アラビカ種のコーヒーで、通年あるのは12種類。 その中から1種類が「本日のコーヒー」として提供されており、日によって違うブラックコーヒーを楽しむことができます。
◼︎焙煎
シアトル系コーヒーの特徴である深煎り焙煎。フルシティローストと呼ばれる焙煎具合です。
◼︎抽出方法
ペーパードリップ方式
◼︎味
シアトル系の特徴でもある深煎りがメインのため、コクや苦味が全体的にしっかり目のイメージです。
◼︎価格
Short ¥300 / Tall ¥350 / Grande ¥400
◼︎コーヒー以外のメニューについて
水出しコーヒーベースの「ジャバクーラ」というコーヒーフローズンドリンクなどが人気です。
シアトルズベストに初めて行くなら、まずは「シアトルズベストコーヒーブレンド」をオススメします。ほんのりした甘さ、優しい口当たりでとても飲みやすいコーヒーです。
また、シアトルズベストはチェーン店で水出しコーヒーを飲むことができる非常に珍しいお店。ぜひそちらも味わってみてください。
シアトル系とイタリア系コーヒーの違い
ここまでシアトル系コーヒーについて書いてきましたが、実はほかにも〇〇系と呼ばれるカフェが存在します。
例えば、オーストラリアやニュージーランドなどのオセアニア系。ノルウェイなどの北欧系。そしてエスプレッソ発祥でもあるイタリア系など。
なかでも代表的なイタリア系とシアトル系は一体どのあたりが違うのか?続いて解説します。
シアトル系とイタリア系コーヒーの違い
シアトル系とイタリア系の違いは大きく分けて2つあります。
①サイズが違う
イタリア系のカップサイズは、一般的に150cc程度とあまり大きくなく、シアトル系は一番小さいサイズでも250ccほどで量が多めです。
サイズが大きいということは、基本的にエスプレッソの量はシアトル系でもイタリア系でも30cc程度と変わらないので、シアトル系の方が全体量にミルクの占める割合が多くなります。つまり、コーヒーの味が強くないとミルクを入れた時にコーヒー感があまり感じられなくなってしまうのです。
ですので、シアトル系コーヒーは基本的に深煎りが多く、イタリア系はシアトル系に比べてやや浅めに焙煎したものが多いです。
②シロップなどのコーヒーアレンジメニュー
イタリア系は、エスプレッソ本来の味を味わって欲しいという考え方があるので、基本フレーバーシロップなどは使いません。
一方、シアトル系は色々な味を楽しめるよう、さまざまなフレーバーシロップやソースなどが用意されています。
イタリアはエスプレッソの文化
イタリアのコーヒーと言えば「エスプレッソ」です。街にはエスプレッソを飲めるバールと呼ばれるカフェがたくさんあり、バンコという立ち飲みでエスプレッソを飲むスタイルが主流です。
また、イタリアでは日本のように、いわゆるカフェラテを飲む習慣があまりありません。ミルクの入ったコーヒーを飲む場合はカプチーノになります。
アイスコーヒーも飲む習慣もなく、もし冷たいコーヒーを飲みたいと思ったら、エスプレッソに砂糖をたっぷり入れてシェイクした「カフェシェケラート」を飲みます。
カフェシェケラートとは、カクテルで使用するシェイカーにエスプレッソと砂糖をたっぷり入れてよく溶かし、さらに氷を入れてシェイクして作るコーヒーを言います。
提供時は、カクテルグラスやフルートグラスで、氷を入れずに提供するのが一般的です。
ドトールはシアトル系?イタリア系?
日本でメジャーなカフェといえば「ドトールコーヒー」も外せません。
ドトールはいったい何系コーヒーになるのでしょう。個人的にはシアトル系、イタリア系、そのどちらにも属さないように思います。
日本の喫茶店スタイルを現代風にアレンジし、日本人の好みに合わせて生まれたスタイルがドトールコーヒーと言えるのではないでしょうか。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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