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シアトル系コーヒーとは?
シアトル系コーヒーという言葉を聞いたことがありますか?
アメリカ合衆国ワシントン州シアトルを中心に、アメリカ西海岸から発展したスペシャルティコーヒーを指してシアトル系コーヒーといいます。スターバックスコーヒーなどが代表的な存在です。
従来の浅く焙煎したコーヒー豆を使うアメリカンコーヒーとは一線を画し、イタリアのカフェやバールなどで提供されるエスプレッソをベースとしたコーヒーにアレンジを加えたものを表します。
カップサイズが比較的大きめなのと、シロップなどを入れたアレンジコーヒーが主になっているので、コーヒー感がミルクやシロップに負けないよう深煎りになっている場合が多いです。
コーヒーの味に違いが出る3要素
今回は代表的なシアトル系3社のコーヒーを比較しますが、その前に、コーヒーの味に違いが出るポイントを簡単にお伝えしますね。
①コーヒーの種類(産地)
コーヒーの産地は大きく分けて、ラテンアメリカ、アフリカアラビア、アジアの3つ。それぞれ味の特徴が異なります。
ラテンアメリカ:すっきりした酸味、軽めのコク
アフリカアラビア:お花や果物などを思わせるような風味、バランスのとれたコクや酸味
アジア:力強いコク
コーヒーも農作物ですから、産地によって味がまったく変わってきます。
たとえ同じ国で作られたものであっても、農園が違えば土壌や気候などが変わってくるので、コーヒーの味もまた変わります。
②焙煎
焙煎には浅煎りと深煎りの2種類があります。
浅煎りはコクや苦味よりも酸味が際立ち、深煎りは逆に酸味よりもコクや苦味が際立ちます。
また、コーヒーは生鮮食品なので、焙煎してからどれくらい経過しているのかも非常に大切。鮮度の良いうちに召し上がっていただくのが一番です。
はじめに書いた通り、シアトル系のコーヒーには深煎りタイプが多いです。
③抽出方法
ドリップ方式やエスプレッソ式、サイフォンなど抽出にはさまざまな方法があります。同じ種類のコーヒーを淹れていても、使う器具によってコーヒーの味は驚くほど変わります。
例えば、サイフォン式はお湯がコーヒーに浸されている時間が1分弱と短いので、すっきりとした味わいになり、ペーパードリップはペーパーがコーヒーの油分を吸収するので、クリアな味わいになりやすいです。
では、ここからシアトル系3社のブラックコーヒーを徹底解説していきます。
スターバックスコーヒー
まずはスターバックスコーヒー。全国47都道府県に展開している、言わずと知れたコーヒーチェーン店です。
シアトル系と呼ばれるコーヒーショップの先駆けで、日本にコーヒーのセカンドウェーブをもたらしたと言っても過言ではありません。
コーヒーカップを持って街中を歩くのが当たり前になったのも、スタバの功績が大きいと思います。
◼︎コーヒーの種類(産地)
アラビカ種のコーヒー。通年あるコーヒーが16種類、季節限定がだいたい1~2種類で構成されています。
ブラックコーヒーはローストレベルが異なった2種類から選ぶことができるようになっています。
◼︎焙煎
スターバックスローストという独自の焙煎具合。一般に深煎りと呼ばれる焙煎具合のものが軸になっており、比較的コクや苦味が強く感じられるものが多いです。
◼︎抽出方法
ペーパードリップ方式。フレンチプレスで淹れてくれるサービスもあり、その際は好きなコーヒーを選ぶことができます。
◼︎味
一番浅煎りのものでも、一般的なコーヒーと比較すると深煎りなので、全体的にコクや苦味は強めです。
◼︎価格
Short ¥280 / Tall ¥320 / Grande ¥360 / Venti® ¥400
◼︎コーヒー以外のメニューについて
エスプレッソビバレッジはもちろん、若い方に中心で大人気のフラペチーノと、種類は非常に豊富です。
もしスターバックスでコーヒーを飲んだことがない方であれば、まずは「ハウスブレンド」をオススメします。コク、酸味のバランスが取れているので飲みやすく、万人受けするフレーバーと言えるでしょう。
どのカフェに行ってもたいていはそのお店を表すようなブレンドコーヒーがあります。どれを飲もうか迷われた方は、まずはそのお店のハウスブレンドを試してみてはいかが?
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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