ライター : yukky

簡単アヒージョレシピ

この記事は、三越伊勢丹が運営する、食メディア「FOODIE」の提供でお送りします。
ここ数年ですっかり定着した人気のバルメニュー、アヒージョ。具材をオイルで煮るシンプルな料理ですが、お家で作るとお店の味に比べてうまみがなく、いまいちな仕上がりに……。 そこで今回は、品川で最近注目のバル「Mon-TERCERO(モン・テルセーロ)」の新崎鉄城シェフに、アヒージョレシピの極意を教えてもらいました。 「ホタルイカ」と「菜の花」を使って春を存分に楽しめるアヒージョです。

目からウロコ! アヒージョ作り方の極意

押さえておきたいポイントは次の3つ!

1.エクストラバージンオリーブオイルは使わない
「ビタミンやミネラルを多く含むエクストラバージンオリーブオイルは、オイルに素材の味が移りにくく、アヒージョには不向きです。ピュアオリーブオイルを使いましょう」
2.具材は強火で一気に加熱!
加熱時間が長いと、具材から水分とうまみが出てしまいます。食材はオイルが180℃〜220℃に温まったら一気に投入して素早く加熱しましょう。 「高温で加熱することで、キノコや野菜は、中に水分が閉じ込められ、ジューシーに。エビやホタルイカといった魚介類はプリプリの食感を楽しむことができます」
3.ニンニクは最後に投入
「最初に入れると熱している間にニンニクが焦げて、苦味がでてしまいます。仕上げのタイミングで入れれば、風味豊かな香りだけを存分に楽しめます」

シェフ直伝!ホタルイカと菜の花のアヒージョレシピ

それではいよいよ、アヒージョのレシピをご紹介。今回は、春の味覚であるホタルイカと菜の花を使って作りました。 「アクの強い食材は、アヒージョにぴったりです。今回は、菜の花を使いましたが、たけのこやアスパラでも美味しいですよ。また、ホタルイカは、海老などのほかの海鮮類にも代用可能です」

材料(1皿分)

ホタルイカ(生または冷凍)……5ハイ 菜の花……3〜4本 生ハム……1切れ ニンニク(みじん切り)……ティースプーン1/2 赤唐辛子……1本 オリーブオイル……大さじ4 塩……適量

作り方

① ホタルイカと菜の花の下ごしらえをする
菜の花は茎の硬い部分を削いで食べやすい大きさに切ります。ホタルイカは、頭の先端を骨抜きでつまみ、そのまま真っ直ぐ引っ張って筋を取ります。 目と口も骨抜きで取り除き、軽く塩を振っておきましょう。「加熱は一瞬なので、食材ごとに食べやすく下準備をすることが大切です」
② 最初に温めるのはオイル、塩、唐辛子だけ
フライパンにオリーブオイルと唐辛子、塩をひとつまみ入れて加熱する。「唐辛子にふつふつと泡が付くようになったら、ホタルイカと菜の花を入れる合図です」
③ 菜の花とホタルイカを投入し、強火で一気に30秒!
強火にして、菜の花、ホタルイカを順に投入したら、蓋をして数秒待ちます。爆発音がしなくなったらすぐに蓋を開けましょう。この間およそ30秒。
「ホタルイカはたっぷり水分を含んでいるので、オイルの跳ねには十分注意してください」
④ たっぷりのニンニク、コク出しの生ハムを投入!
最後にニンニクを加えて軽く混ぜます。さらに刻んだ生ハムも加えて、温めた耐熱容器に盛り付け、出来上がり! 高温で素早く加熱された菜の花は、ほろ苦くシャキシャキとした食感に。ホタルイカの濃厚なうまみもたまりません。 食材の味がぎゅっと閉じ込められたアヒージョは、具材をつまんでも、オイルにパンを浸しても思わず頬がゆるんでしまう美味しさです。 ※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
アヒージョレシピを教えてくれた新崎鉄城シェフ 取材協力 Mon-TERCERO(モン・テルセーロ) 東京・品川のオフィス街にあるスペイン・バル。本場スペインの精神を受け継ぎつつ、日本人の感性に合わせた店作りやレシピ開発も行っている。
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