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「食パンブームに乗っている度」チェック!
昨年あたりから続く空前の食パンブーム。その先駆けとなったのが、皆さんご存知セブンイレブンの「金の食パン」です。
「金の食パン」が最初に発売されたのが2013年4月。「金」という高級感のあるネーミングや、食パンにしては高価格帯という今までにない食パンの売り出し方で、それまで関心が薄かった人も「食パン」を意識するきっかけとなりました。
まさに「寝た子が起こされ」、高くてもおいしい食パンを買うという文化も生まれ、ちょっと時代が動いたようにすら感じました。
ここ数年で飛び出してきた、さまざまな食パンに関するキーワードの一部がこちら。
「国産小麦使用」「米粉使用」「湯種製法」「高級トースター」「食パン専門店」……
これらを見てどれかひとつでも、「あ、これおいしいんだよね」とか「あ、食べてみたい」と無意識に反応したなら……おめでとうございます!あなたはすっかり食パンブームに乗っています。
3つ分かったというあなた、パンの味にはかなりこだわっているはず。
5つ全部にピンときたあなた、もう一流の食パンマニアです。
そんな皆さんにはきっと、このあとのコンビニ食パン食べ比べ記事を楽しんでいただけることでしょう。
コンビニ4社の食パンを食べ比べてみました
「金の食パン」以後、各コンビニエンスストアも追随してさまざまなオリジナル食パンを発売しました。そして今もなお、各社ひそかにリニューアルが続けられています。2年で3回もリニューアルを重ねたメーカーも。
そのため、以前食べたことがある“あの食パン”も味が変わっているかもしれませんよ?
今回は、主要なコンビニ4社の食パン9種類をピックアップし、バタートーストを作って比較します。
食べ比べのポイントは、味や食感といった部分です。
国産小麦などの原材料にこだわる方も多いと思いますが、やはり大切なのは「食べたときにどうなの?」ということですよね。その好みは「味(香りも含む)」と「食感」のふたつで決まるとわたしは考えています。
なので、シンプルに「ねえねえ、聞いて。食べてみたらこうでしたよ」という気持ちでお伝えしたいと思います。
6枚スライスで比較、塗るものは3種類
食パンの厚みは、その厚みが特色となっている場合を除いて、すべて6枚スライスを選びました。
塗ったものは一般的な、バター、無塩バター、マーガリン(正確にはファットスプレッド)の3種類です。
セブンイレブン
1.「金の食パン【さっくり】」
まずはセブンイレブン。有名な「金の食パン」には「さっくりタイプ」と「もっちりタイプ」があります。
どちらにも共通して言えることは食べた瞬間「甘い」と感じること。こちらの「さっくりタイプ」の方がより強く甘みを感じます。それと、噛んでいるときのねっとりした食感も特徴的です。とくに唾液の量が少ない人には、こうしたねっとりしたような食感が好きな方がいらっしゃるかもしれませんね。
写真右端は通常の6枚スライス食パンで、真ん中と左が「金の食パン」です。ご覧の通り、厚みもこんなにあります。ねっとり食感とこの厚みがあいまって、口の中でのパン生地の滞在時間が長いです。
味のあるバターやマーガリンを塗っても、噛んでいる間にいつしかその味は溶けてなくなり、パン生地の味が勝ち誇ったようにあとに残ります。(笑)
バタートーストにするなら、真正面から味のあるものをぶつけず、鼻に抜ける香りや味の奥深さを助ける無塩バターがおすすめです。
2.「金の食パン【もっちり】」
「もっちりタイプ」は先ほどの「さっくりタイプ」よりも一層パン生地の存在感を感じさせます。分厚さも手伝って、ふだん口を大きく動かさない人だと顎が疲れてしまうほどのモチモチ感です。生地の粘りも、歯にくっつくほどパワーアップ!
バターなどの後味も消えがちなため、この食感を活かして半分にスライスしてトーストし、中に具をたっぷり挟むトーストサンドにするのが良いでしょう。
トーストサンドにすると、具材にも負けないパン生地の食感でパンの存在感が活きてきます。
3.「しっとり食パン」
「金の食パン」はお値段もちょっと高めで特別です。そこで、他コンビニエンスストアと同額程度の普通の角型の食パン2種もピックアップ。
こちらは金の食パンシリーズと比較すると口どけの良いこと。多少の粘りは気になるほどではありません。パン生地の味もどこかまろやかな、奥深い味がします。味というよりも鼻に抜ける風味、やまとなでしこ風の謙虚さのある味です。
この繊細な風味を消してしまわないためには、実はなにも塗らずに食べるのがおすすめです。日にちが経つと風味が飛んでしまうので、買ってきたら早めに食べましょう。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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