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クリスマスのごちそうといえばローストチキン!
見た目もゴージャスで、子どもも大人も一緒においしく食べられるローストチキンは、クリスマスのごちそうにもぴったりの一皿。
下ごしらえをしたら、あとはオーブンで焼くだけと簡単なのも人気の理由です。もちろんオーブン任せにしてもいいのですが、おいしく焼くためには押さえるべきコツがあるのをご存知ですか?
そもそもローストチキンとは?
ローストチキンとは、かたまりのままの大きな鶏肉をオーブンで焼くこと。
たとえば、まるごと1羽の鶏を下ごしらえして、玉ねぎ、ジャガイモ、かぼちゃ、にんにくなどの野菜類といっしょに天板に乗せ、オリーブオイル(もしくはサラダ油)をまぶしてオーブンで焼いた料理のことです。
骨付きもも肉で作ると、骨に含まれるグルタミン酸と、肉に含まれるイノシン酸のW効果によって一層おいしくなります。
決め手は「こんがり」と「ジューシー」のバランス
ローストチキンを焼くときに最も注意しなくてはならないこと、それは表面の焦げ具合と、中身の火の通りのバランスです。
表面はパリッとこんがり香ばしく、中はうま味たっぷりジューシーなのが理想のローストチキン。そうはいってもそのバランスを見極めるのは難しいところ。
中身に火が通っていないのに、外側は焦げて真っ黒、なんて失敗例も珍しくありません。おいしいローストチキンを作るために大切な第一のコツは、まずオーブンをしっかり予熱しておくこと。
オーブンによって違いはありますが、焼き始めの目安は200℃と考えてください。高温で焼き始めることで、まず肉の表面がしっかり乾いてコーティングされるため、水分の蒸発が防げます。
また、骨まで十分に高温の熱が伝わることで、コラーゲンがゼラチンに変化してグルタミン酸が引き出されます。2つめのコツは、水分の多い野菜といっしょに焼くこと。
天板の真ん中に肉を置いたら、そのまわりにじゃがいも、にんじん、玉ねぎ、セロリ、にんにくなどを敷き詰めましょう。
野菜から出る水蒸気が肉の乾燥を防ぎ、オーブン内に水蒸気がこもることで温度が一定に保たれます。
そして3つめのコツは、焼いているあいだに肉から滲み出た油を、2~3回ほどかけること。天板にたまった油には、野菜の水分と肉のうま味がたっぷり溶け込んでいます。
これらを再度、肉に染み込ませることで再び肉の表面がコーティングされ、水分の蒸発が防げます。
また、油は熱伝導をよくするため、表面はパリッとこんがり香ばしく、中は水分が閉じ込められたジューシーなローストチキンができあがります。
以上の3つのコツを押さえておけば、誰でも簡単に絶品ローストチキンが作れるはず。今年のクリスマスのごちそうに、ぜひお試しください。
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