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シフォンケーキの発明
ふわふわでしっとりした食感のシフォンケーキは、スポンジケーキとはひと味違った魅力のあるケーキですね。専門店もあり、その人気の根強さが窺い知れます。
そもそも、シフォンケーキってどうやって誕生したのでしょうか?
シフォンケーキの始まりは、1927年、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルスに住む保険会社社員のハリーベーカーさんによって考案されたと言われています。
元々、アメリカにあったエンジェルフードケーキが、シフォンケーキの土台になったとされているそうですが、その食感の軽さから、絹のシフォンの名前がつけられたそうです。
このベーカーさん発案のシフォンケーキは、瞬く間に人気を集め、有名レストランや、ハリウッドからも注文がきたそうです。
ベーカーさんは、シフォンケーキのレシピを20年近くも公表せず、その作り方は想像の域を出なかったそうですが、1947年、レシピがジェネラルミルズ製粉加工会社に売却され、生地に植物油を混ぜる製法が初めて明かされたそうです。このレシピの売却益が莫大であり、ベーカーさんは以後、悠々自適の生活を送られたそうです。
シフォンケーキの誕生は、アメリカンドリームとも言えそうですね。
それでは、シフォンケーキのレシピをご紹介しますね。
オレンジシフォンケーキの作り方
【材料】
●卵黄....7個分
●上白糖....50g
●塩....小さじ1/4
●植物油....大さじ4
●オレンジの皮擦りおろし....大さじ2
●オレンジジュース....60ml
●セルフライジング粉*....110g
●卵白....7個分
●クリームオブタータ....小さじ1/2
●上白糖....130g
*セルフライジング粉は通販で購入可能です。無い場合は小麦粉100グラムに対してベーキングパウダー小さじ1.5、塩小さじ0.5の割合で使います。
【作り方】
1.オーブンを170度に温めておきます。22センチのシフォン型を用意します。
2.卵黄を解きほぐし、砂糖を入れ、白っぽくなるまで混ぜます。
3.卵黄のボールに塩と油を入れ、マヨネーズ状になるような感じで軽く混ぜます。
4.オレンジの皮の擦りおろしとオレンジジュースを加え、よく混ぜます。
5.ふるった粉を加えさっくりと混ぜます。
6.卵白とクリームオブタータを別のボールに入れ、柔らかい角がたつまで混ぜ、砂糖を少しずつ加えていき、固い角が立つまで泡立てます。
7.泡立てた卵白を3回に分けて卵黄のボールに加えます。混ぜ過ぎない様に気をつけて下さい。
8.油のついていない22センチのシフォンケーキ型に生地を入れます。
9.型を軽くたたき、泡を消します。
10.オーブンで50〜60分焼きます。
11.焼き上がると直ぐオーブンから出し、ボトル等に逆さまにして完全に冷まします。
12.完全に冷めたら、ナイフでケーキのまわりにぐるりと切り込みを入れ、型から取り出します。
最初に考案されてから、90年近く経った今も世界中で愛されているシフォンケーキは、魅力のぐっと詰まったスイーツなのですね。
ご紹介したオレンジ風味以外にも、他のフルーツやチョコレート、ポピーシード、抹茶、アールグレイ等、数々のアレンジが楽しめるこのケーキを是非、楽しみながら味わってみて下さい。
レシピはこちらの海外サイトを参照しました。
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