ライター : mihomiho

美味しいご飯が食べたい!

白いご飯は炊きたてのアツアツが一番。それでも、余ってしまった場合はどうにかして保存しなくてはいけません。では、「常温」「保温」「冷蔵」「冷凍」――この中で、ご飯を一番美味しく保存できるのは、どの方法かご存知ですか?

ズバリ!「冷凍」がベスト!

結論からいうと、一番美味しくご飯を保存できるのは「冷凍」です。ご飯が美味しくなくなる最大の理由は、米の主成分であるでんぷんの水分が少しずつ表面に出てしまってパサパサになる、いわゆる「老化」が始まるからです。 ご飯を炊きたての状態で冷凍してしまえば、水分をそのまま保存できるので米の老化を防ぐことができるのです。

冷凍&解凍方法のポイント

冷凍するときは、ご飯を茶碗1杯分ずつの小分けにして、米同士がくっついてつぶれないように軽くラップで包み、あら熱をとってから冷凍庫に。急速冷凍機能があれば、ぜひ。なければ、アルミトレイやアルミホイルの上で冷凍すれば冷凍時間を短縮することができますよ。 解凍するときも、自然解凍でゆっくり解凍すると味の劣化が始まるので、凍ったまま電子レンジで急速加熱しましょう。柔らかめに炊いたご飯は、ラップを外してから電子レンジで解凍したほうがより美味しく温まります。 上手に冷凍・解凍できた冷凍ご飯は炊きたてとほとんど変わらない味に仕上がりますが、それでも長期間保存してしまった冷凍ご飯は味が落ちていきます。冷凍後はなるべく早めに食べましょう。

朝炊いて夜食べるなら…

朝に炊いたご飯を夕飯に食べる場合など、保存期間が短いときはおひつで常温保存という手もあります。木のおひつは炊き上がったあとの余分な蒸気を外に逃がしつつ、木肌が米の表面水分を保ってくれるので、冷めても米はしっとりと柔らかい美味しさです。 最近はセラミック製や陶器製のもので水分保持に優れたものも多く出ています。

おすすめできない保存方法は?

でんぷんの老化は2~4℃のときに一番進みます。冷蔵庫の温度はまさにでんぷんの老化にぴったり!なので、ご飯の保存にはあまり向きません。 また、炊飯器の保温機能を使って炊いたご飯を保存するという人も多いと思いますが、これも限界があって長時間放置するとご飯は美味しくなくなってしまいます。 炊きあがったご飯に熱を加え続けることで、米がでんぷん化して糊のようになってしまいます。 そうすると、ツヤがなくなり、色が黄色くなったり、臭いが気になったりするようになってきます。 最近の炊飯器はご飯を保温したまま美味しく保存できるという高機能タイプもありますが、それでも5~6時間が限度。長時間の保存は避けましょう。
【提供元】

編集部のおすすめ