ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

失敗ゼロ!冷凍アスパラをシャキッと仕上げる3つの鉄則

Photo by macaroni

冷凍アスパラは、解凍してから調理するよりも凍ったまま加熱するのが基本です。冷凍によって野菜の細胞が傷つくため、解凍すると中の水分がドリップとして流れ出し、水っぽくなってしまいます。

そこで覚えておきたい鉄則が、「凍ったまま」「短時間」「水分をためない」の3つ。炒め物なら強めの火でサッと加熱し、油を使う料理ではアスパラの表面を油でコーティングするようにすると、余分な水分が出にくく香ばしく仕上がります。

凍ったまま調理が基本!水っぽさを防ぐ加熱法

冷凍アスパラがぐにゃっとなるのは、解凍時に細胞から水分が流れ出るため。野菜を凍らせると、内部の水分が氷になります。その氷の結晶によって細胞の構造が傷つき、解凍したときに細胞内の水分が「ドリップ」として旨み成分も一緒に流れ出てしまうのです。

そのため、炒め物や焼き物では解凍せず、凍ったままフライパンに入れるのがコツ。フライパンをしっかり温めてから入れ、強めの火で短時間に加熱しましょう。油を使う場合は、アスパラ全体に薄く油をまとわせると、焼き色をつけながら水分が飛びやすくなります。冷凍アスパラは短時間で一気に仕上げるのがポイントです。

電子レンジ解凍・サッと湯通しで失敗しない加熱目安

和え物やサラダのように、冷凍アスパラを解凍して使いたい場合は、完全解凍しないのがコツ。目安としては、冷凍アスパラ100gほどなら、電子レンジ500Wで30~60秒加熱して様子を見るのがおすすめ。まだ硬ければ10~20秒ずつ追加します。

商品によって加熱済みかどうか、カットサイズや太さが異なるため、袋に記載された加熱方法がある場合はそちらを優先しましょう。解凍後は、キッチンペーパーで表面の水分をしっかり押さえます。

湯通しする場合は、沸騰した湯にサッと入れてすぐにザル上げしましょう。冷凍野菜は解凍しすぎないことが、水っぽさを防ぐポイントです。

カットサイズに合わせた使い分け!加熱時間の調整テク

冷凍アスパラは、長さや太さによって火の通り方が変わります。細めの斜め切りや1~2cm程度のカットなら、凍ったまま炒め物に加えて短時間でOK。ベーコンや肉と一緒に炒める場合も、細かく切ったものなら具材の仕上がりに合わせてください。

いっぽうで、長いままのものや太めのアスパラは、中心まで温まるのに少し時間がかかります。まずは中~強火で表面を焼き、焼き色がついたら火を少し落として中まで火を通すと、表面だけ焦げて中が冷たいという失敗を防げます。

冷凍アスパラは、「やわらかくなるまで加熱」ではなく「ちょうどいい硬さで止める」のが大切。余熱で火が入るので、少し芯が残るくらいで火を止めるとちょうどよく仕上がります。

解凍なしでパッと作れる!冷凍アスパラの定番主菜レシピ4選

1. お弁当のおかずに。冷凍アスパラベーコン

調理時間:10分

冷凍アスパラは解凍せずに調理することで、旨みをそのまま閉じ込められます。アスパラベーコンは子供から大人まで幅広い世代に人気。我が家ではおかずやおつまみとしてはもちろん、お弁当に大活躍しています。じっくり焼くことで、ベーコンは香ばしくアスパラはジューシーに仕上がりますよ。

2. お手軽おかず。冷凍アスパラの肉巻き

調理時間:10分

彩りのよい冷凍アスパラの肉巻きは、食卓を華やかにしてくれます。完全に解凍してしまうと水分が出てしまうので半解凍、または凍ったまま肉で巻いて焼きましょう。ソースを煮詰めて絡めれば、味がしっかり染みて冷めても絶品。お弁当に入れると野菜嫌いの家族も完食してくれます。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
※電子レンジはお使いの機種によって加熱時間が異なります。様子を見ながら加熱時間を調整してください。

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