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「クロワッサン」名前の由来は...
「クロワッサン」はフランス語で三日月を表します。だからあの形なんだ!っていうのは有名な話かもしれないのですが、もともとはトルコ国旗の三日月から来ているそうなんですね。
1686年にトルコ軍はオーストリアのある町を奇襲攻撃しようとしていたそうなんですが、早起きのパン屋さんが気づいて味方にその情報を報告したところ、作戦は失敗。オーストリアの勝利となりました。
そこにヒントを得たウィーンのあるパン屋さんが、トルコ国旗にあった三日月をイメージしてパンを作り「トルコを食う」と銘打ったら評判になったんだとか。オーストリアの王女であったマリー・アントワネットが母国のパン職人もフランスにお嫁入りの際に連れて行ってフランスでも流行するようになったんだそうですよ。
1、生地に折り込む用のバターを用意します
生地に練り込むバターを同量ずつ分けてラップに包み、上から叩いてのばします。バターは発酵バターを使うほうがよりバターの風味が出ておいしいという意見が多数ありました。バターは、15センチ四方くらいの大きさにして冷蔵庫で寝かせておきます。
ラップの上からめん棒で1辺あたり15センチ程の正方形にのばし、冷蔵庫に入れておきます。
2、生地を作る・発酵させる
ボウルに材料を全て入れて手で混ぜ、粉っぽさがなくなったらバターも入れて混ぜます。生地にまとまりができてきたら、台の上で軽くこねます。ボウルに入れ直してラップをかけ20分ほど発酵させます。
生地を上から押してガスを抜き、15センチ程度の正方形に整えます。ぴったりとラップをかぶせて冷蔵庫で一晩休ませます。(時間は8~16時間)
3、バターを折り込みます&ベンチタイム
粉を振った板の上に生地を取り出し、20センチ前後の正方形にのばします。シート状のバター(直前に冷蔵庫から取り出して少し曲がるぐらいにしておく)を生地の対角線に対し垂直に置いてください。バターを生地で包むようにたたみ、つなぎめが離れないようにしっかりとめます。
めん棒で上から軽く押さえて生地とバターをなじませて、バターが溶け出さないように手早く20センチ×45センチ縦長の長方形にのばし、向こう側と手前から折って三つ折りに。ラップに包んでバットに入れ、冷蔵庫で30~40分休ませます。生地が柔らかい時は冷凍庫で10分程度休ませます。


文章だけではわかりづらいかと思いますので、動画を参考になさってくださいね。生地をのばす部分はプロのパン屋さんなので機械を使っておられますが...
粉を振った台の上で生地をのばします。3つに折りたたんで冷蔵庫に40分ほど置きます。冷蔵庫から出したら同じように生地をもう一度のばし、改めて冷蔵庫で40分程度寝かせます。
4、いよいよ成形です
20×55センチの長方形にのばしましょう。生地の長い方の辺をナイフで数ミリ落としてきれいなだ断面にします。10センチ強を目安に等間隔に印をつけ、反対の辺にも印を入れます。
印同士を繋げて二等辺三角形を作り、ナイフで切り取ります。 途中で生地が柔らかくなりすぎた場合には、冷蔵庫で休ませつつ作業してください。


生地の切り分けの部分から見たい方は1分27秒後までスクロールしてご覧になって下さいね。
5、くるくる巻きましょう&オーブンで焼きます
三角形の底辺の方から転がすように巻いていき、巻き終わりを手前にして左右の先を曲げて三日月の形にします。
28度の場所で60分間発酵させます。これ以上の温度ではバターが溶け出すので注意が必要です。生地の表面に卵液を塗り、余熱したオーブンでおよそ15分、こんがり色づくまで焼きます。焦げてしまいそうな時は、途中で温度を落とします。
クックパッドでも詳しく行程を書いてくださっている方がおられますので、見に行ってみてくださいね。
ということで、クロワッサン手間ひまかけて作るからあの味わいなんですね!ご家庭でつくるのはなかなか難しいというお話も聞きましたが、その分トライして完成したときの喜びも大きいかと思います。
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