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じつはまったくの別物！「白魚」と「しらす」の違い
スーパーやお寿司やさんなどで、「白魚（シラウオ）」という魚を目にしたことはありませんか？しらすと見た目が似ているので、同じ魚なのか、はたまた別の魚なのか気になる人も多いのではないでしょうか。
じつは白魚としらすはまったくの別物！この記事ではそれぞれの特徴を詳しく解説していきます。
じつは白魚としらすはまったくの別物！この記事ではそれぞれの特徴を詳しく解説していきます。
白魚としらすの違いは？記事のまとめ
- 白魚（シラウオ）はキュウリウオ目シラウオ科の魚、しらすはイワシやうなぎなどの白い透明な稚魚の総称のこと
- 白魚は成長しても小さなままだが、しらすは稚魚のため大きさが変わる
「白魚（シラウオ）」はシラウオ科の魚
白魚（シラウオ）は、キュウリウオ目シラウオ科に属する小さな魚。稚魚ではなく成長しても10cmほどで、2〜4cmくらいの魚が漁獲の対象となります。旬は冬から早春で、甘くほのかな苦味があるのが特徴ですよ。生きているときは透明ですが、漁獲後時間が経つと白色に変化していくことが名前の由来と言われています。
主な産地は、青森県小川原湖、茨城県霞ヶ浦、島根県宍道湖、北海道の汽水湖など。スーパーでの流通は少なく、やや高級なお店で取り扱われています。
主な産地は、青森県小川原湖、茨城県霞ヶ浦、島根県宍道湖、北海道の汽水湖など。スーパーでの流通は少なく、やや高級なお店で取り扱われています。
白魚の主な食べ方
新鮮な白魚は、生のまま刺身で食べることができます。プリッとした食感で、甘味とほどよい苦味が魅力です。
白魚は網に掛かるとすぐに死んでしまうデリケートな魚。鮮度が落ちると味が悪くなってしまうため、加熱調理して食べるのが主流です。天ぷらやかき揚げ、卵とじ、お吸い物、佃煮などさまざまな料理に利用できますよ。
白魚は網に掛かるとすぐに死んでしまうデリケートな魚。鮮度が落ちると味が悪くなってしまうため、加熱調理して食べるのが主流です。天ぷらやかき揚げ、卵とじ、お吸い物、佃煮などさまざまな料理に利用できますよ。
白魚の特徴まとめ
- 白魚（シラウオ）は、キュウリウオ目シラウオ科に属する魚
- 稚魚ではなく、成長しても10cmほど
- 旬は冬から早春で、主な産地は青森県小川原湖、茨城県霞ヶ浦、島根県宍道湖、北海道の汽水湖など
- 新鮮な白魚は刺身で食べられるが、鮮度が落ちやすく加熱調理するのが主流
「しらす」は白い透明な稚魚の総称
Photo by macaroni
スーパーで目にする機会が多い「しらす」。じつは特定の魚の名前ではなく、イワシやうなぎなどの白い透明な稚魚の総称として使われています。そのため同じしらすでも、成長すると違う魚になることがあるのが特徴です。
しらすは一年中漁獲されますが、旬は春と秋。兵庫県淡路島、神奈川県の江の島、静岡県、茨城県などが産地として有名ですよ。
しらすは一年中漁獲されますが、旬は春と秋。兵庫県淡路島、神奈川県の江の島、静岡県、茨城県などが産地として有名ですよ。
しらすの主な食べ方
生のしらすは「生しらす」、さっとゆでたしらすは「釜揚げしらす」、釜揚げしらすを少し干したものは「しらす干し」、さらに乾燥させたものは「ちりめんじゃこ」と、しらすは水分量によって呼び名がかわるのが特徴です。
しらすは鮮度が落ちやすいため、生で食べられるのはとってもレア。しらす漁が盛んな地域では、禁漁期間を除き生しらすを提供しているお店がありますよ。
釜揚げしらす、しらす干し、ちりめんじゃこは、丼やトースト、ピザ、パスタ、和え物など、さまざまな料理に活用できます。
しらすは鮮度が落ちやすいため、生で食べられるのはとってもレア。しらす漁が盛んな地域では、禁漁期間を除き生しらすを提供しているお店がありますよ。
釜揚げしらす、しらす干し、ちりめんじゃこは、丼やトースト、ピザ、パスタ、和え物など、さまざまな料理に活用できます。
しらすの特徴まとめ
- しらすはイワシやうなぎなどの白い透明な稚魚の総称
- 成長すると大きな魚になる
- 旬は春と秋で、主な産地は兵庫県淡路島、神奈川県の江の島、静岡県、茨城県など
- しらす漁が盛んな地域では、禁漁期間を除き生しらすが食べられる
- 水分量によって「生しらす」「釜揚げしらす」「しらす干し」「ちりめんじゃこ」と異なる呼び名がある
「白魚（シラウオ）」と「素魚（シロウオ）」の違いに注意
「白魚（シラウオ）」としらすについてご紹介しましたが、じつはもうひとつ名前や見た目が似た魚に「素魚（シロウオ）」があります。素魚と書いて「シラウオ」と読む地域があるためとても間違いやすいですが、「シラウオ」と「シロウオ」は別の魚です。
シロウオはハゼ科の魚
素魚（シロウオ）は、スズキ目ハゼ科の魚です。稚魚ではなく、成長しても4〜5cmほど。小さくて細く、透明の体が特徴です。
春から夏にかけてが旬で、シロウオ漁は春の風物詩として有名。佐賀県、青森県、宮城県、和歌山県、徳島県、愛媛県などで主に漁獲されていますよ。
春から夏にかけてが旬で、シロウオ漁は春の風物詩として有名。佐賀県、青森県、宮城県、和歌山県、徳島県、愛媛県などで主に漁獲されていますよ。
踊り食いで有名なのは「シロウオ」
シラウオ＝踊り食いと勘違いしてしまう人もいますが、踊り食いで有名なのは「素魚（シロウオ）」です。踊り食いとは生きたシロウオをポン酢などにつけそのま味わう食べ方で、シロウオ漁が盛んな地域で提供されています。
白魚、しらす、シロウオの違いまとめ
| 種類 | 分類 | 特徴 |
|---|---|---|
| 白魚（シラウオ） | キュウリウオ目シラウオ科 | ・スーパーでは流通の少ない魚 ・新鮮なものは生で食べられるが、鮮度が落ちやすいのが特徴 ・甘くほのかな苦味がある |
| しらす | 種類によって異なる | ・イワシやうなぎなどの白い透明な稚魚の総称 ・スーパーで手に入るメジャーな魚 ・「生しらす」「釜揚げしらす」「しらす干し」「ちりめんじゃこ」と水分量によって呼び名が異なる |
| 素魚（シロウオ） | スズキ目ハゼ科 | ・スーパーでは流通の少ない魚 ・踊り食いが有名 ・春になると産卵のため川を遡上してくるため、春の風物詩として知られている |
しらすは一般的なスーパーで手に入れやすいのに対し、白魚（シラウオ）や素魚（シロウオ）は流通が少ないのが特徴です。
また白魚はほぼ生で食べられませんが、素魚（シロウオ）の食べ方は踊り食いが有名。そのほかかき揚げや汁物の具材などにも使われます。
また白魚はほぼ生で食べられませんが、素魚（シロウオ）の食べ方は踊り食いが有名。そのほかかき揚げや汁物の具材などにも使われます。
白魚としらすの違いに関するよくある質問
しらすと白魚は同じ魚ですか？
しらすは白い透明な稚魚の総称、白魚（シラウオ）はキュウリウオ目シラウオ科の魚で、別のものを指します。
シラウオは何の稚魚ですか？
シラウオは稚魚ではなく、キュウリウオ目シラウオ科の小さな魚。成長しても10cmほどの大きさです。
しらすは白身魚ですか？
しらすはイワシやうなぎなどの白い透明な稚魚の総称です。イワシは青魚、うなぎは白身魚と、種類によって異なります。
しらすと白子の違いは何ですか？
しらすを漢字で書くと「白子」です。ただし「白子（しらこ）」は魚の精巣を意味し、別のものを指します。
白魚とシロウオは別の魚ですか？
一般的に白魚の読み方は「シラウオ」、シロウオは漢字で書くと「素魚」で、別の魚を指します。「白魚（シラウオ）」はキュウリウオ目シラウオ科、「素魚（シロウオ）」はスズキ目ハゼ科の魚です。
「白魚」と「しらす」はそれぞれに魅力がある
しらすと白魚は見た目が似ていますが、定義や食べ方、産地などさまざまな違いがあります。さらに「シラウオ」と「シロウオ」も名前や見た目が似ているため間違えないように注意。
食べるときは、ぜひぜひそれぞれの違いを意識しつつ味わってみてくださいね。
食べるときは、ぜひぜひそれぞれの違いを意識しつつ味わってみてくださいね。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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