基本のあさりの酒蒸し
「あさりの酒蒸し」のレシピと作り方を動画でご紹介します。にんにくとしょうがが香る、ふっくらジューシーな仕上がり。素材の旨みを引き出す丁寧な手順で、シンプルだけど奥深い味わいに。夕飯やおつまみにもぴったりです。 2025年5月24日 更新
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あさりの酒蒸しがおいしく仕上がるポイント!
- 塩水の濃度は海水と同じ3%に
塩分濃度を守ることで、あさりが快適に砂を吐きやすくなります。今回は「水300cc+塩9g(小さじ2弱)」が目安です。 - 塩水の量は“あさりの頭が少し出る程度”
全体を浸けすぎると酸欠になってしまいます。少し顔を出すくらいがちょうど良いです。 - にんにく・しょうがは冷たい油からじっくり加熱
香りを十分に引き出してくれます、焦げずに仕上げるための基本テクニック。 - あさりは“口が開いたらOK”が目安!
あさりの口が全部しっかり開くのを待ちすぎると加熱しすぎになるので、9割開いた時点で火を止めてしまって大丈夫です。余熱で十分に加熱されるので、プリプリなあさりの酒蒸しに仕上がります。
作り方
1
水に塩を溶かします。
※海水と同じ、塩分濃度3%程度の塩水を作ってください。今回はお水300ccに対して、塩が小さじ2杯弱の9g使用しています。
2
深めのバットにあさりを入れて①の塩水をひたひたになるまで加えます。
※このとき頭が少し出るくらいまで塩水を入れてください。塩水は全部使用しなくても大丈夫です。
3
アルミホイルを被せて冷暗所に2〜3時間ほど置いて砂抜きをします。
※夏場は冷蔵庫の野菜室に、涼しい時期は室温でも大丈夫です。
※潮干狩りでとったあさりは半日ほどおいて砂抜きしてください。
4
流水でこすり洗いをしてザルにあげます。
※このとき腐敗臭がするあさりがある場合は取り除いてください。
5
にんにくは芽をとってみじん切り、しょうがは皮をこそげ落としてみじん切りにします。
※しょうがは皮のすぐ下に香りや栄養成分があるので、包丁でむかずにスプーンなどでこそげ落とすようにしてください。
6
フライパンにサラダ油・にんにく・しょうがを入れて中火にし、香りが立つまで加熱します。
※にんにくとしょうがは熱い油にいれるとすぐ焦げるので、冷たい油からじっくり加熱してください。
7
あさりを加えて全体に油を絡めるように炒めたら、酒を加えてフタをし、2分ほど蒸し焼きにします。
8
9割ほどあさりの口が開いたら、しょうゆ・小口ねぎを加えて全体を和えたら器に盛って完成です。
※あさりの口が全部しっかり開くのを待ちすぎると加熱しすぎて身が固くなってしまうので、9割開いた時点で火を止めて大丈夫です。
アレンジ・トッピング
- バター+黒こしょうでコク旨アレンジ
仕上げにバターひとかけと黒こしょうをプラスすると、コクが増して洋風酒蒸しに。バゲットとも好相性です。 - 柚子やすだちの皮・果汁でさっぱり風味に
仕上げに柑橘の皮をすりおろしたり、果汁をひと絞り加えると、爽やかな香りと酸味が加わり夏向けの一皿に。 - パスタにアレンジ!
残ったスープにゆでたスパゲッティを加えるだけで「ボンゴレ風」に。にんにくとしょうがで、和洋折衷のうまみたっぷり。
よくある質問
A. 様々なアレンジが可能です。キャベツ、長ねぎ、しめじなどの野菜を一緒に蒸す方法や、トマトやスナップエンドウを加えて彩りよく仕上げる方法、バターを加えてコクを出す方法、春雨を加えてだしを吸わせる方法などがあります。
A. あさりの旬は春と秋の2回あります。これは海水温が20度前後になる時期で、身が最も充実する時期です。ただし、北海道では海水温が上がる夏が旬となります。