スイーツ界の巨匠が手がけるスイーツ

Photo by macaroni

そして、スイーツにもこだわりが。なんと「和ダイニング星 HOSHI」のスイーツの一部は、鈴木一夫さんが手掛けています。

テレビやメディアで見かけたことのある方も多いのではないでしょうか。鈴木さんは、ORIX HOTELS & RESORTSのコーポレートエグゼクティブペストリーシェフとしても活躍されています。

ビッフェのスイーツって、つい取ってしまうけどお腹いっぱいすぎて後悔……ということが筆者は多々あるのですが、「料理で満腹になってから当ホテルのデザートを召し上がってみてください」と鈴木さん。

え?と思いつつ、お話を聞いてみると、出しているスイーツは水分を多めにして軽やかな味に仕上げているんだとか。

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大分の郷土料理である石垣もちをはじめ、自分で焼くスタイルのみたらしだんごなど、和スイーツが豊富に並んでいました。

「水分を多めにしている」というのが一番わかりやすい、レインドロップケーキ(写真:奥の上にあるもの)は、水信玄餅と言われており、水そのもので作られたような透明度の高いお菓子です。これがもうとってもおいしい……!口につるんと入ったと思ったら、瑞々しく解けていき、食感がなんともいえない心地よさ。

何個でも食べたくなる、水のスイーツとの新しい出会いでした。ほかのスイーツも瑞々しさがあったり、くどくないものばかりでスルッと食べられちゃいました。

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もうひとつ、行ったら絶対に食べてほしいのが杉乃井プリン!

カラメル、脂肪分多めのプリン層、クリーミーなプリン層、カスタードの4層で組み立てられています。絶妙なバランスに仕上げられた味わいに、思わずうっとり。終盤に食べたのに、おいしすぎて2個目をおかわりしてしまいました。

また、鈴木さんいわくソフトクリームを上にのせて5層で楽しむのもおすすめ!とのことで、もちろんのせちゃいました。

自分で作れるソフトクリームマシーンがあり、ソフトクリームには九州乳業のみどり牛乳が使用されています。こちらも鈴木さんオリジナルレシピで作られたもので、みどり牛乳の風味を最大限に引き出したスペシャルなソフトクリームなんだそう。

それはもう、おいしいに決まっています!濃厚ながらさっぱりとしたソフトクリームに、カスタード、プリン、カラメル……口の中がとんでもなく幸せでした。

料理はもちろんのこと、満腹でも食べられるスイーツに感動。これはぜひ一度体験してみてほしいです!

朝食は優雅に海鮮丼。タイミングが良ければ日の出も

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朝食ももちろんブッフェです。朝食会場につき、まず目に飛び込んできたのがこのいくら。海鮮丼が作れるとのことで、迷わずお願いしました。

スタッフの方から酢飯を受け取り、自分で盛り付けができます。

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新鮮なお魚に、薬味も豊富だったのでちゃんと自分好みに作れるのが嬉しかったです。酢飯もその場で器に入れてくれるおかげか、ほどよい温度と、バランスの良いお米のかたさでした。

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朝食にもさまざまな料理が並び、お腹いっぱいになるまで堪能。筆者のお気に入りは、海鮮丼とひつまぶし。ひつまぶしは、お茶漬けにもできて朝食にぴったりでした。

また、夕食にもありましたが、せいろで蒸された手作り点心も絶品。もちもちした生地と、せいろで蒸された香りが本格的で最高です。

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デザートを食べてのんびりしていると、太陽が顔を出し始めました。別府湾を一望できる広々とした景色で見る日の出、なんと贅沢な……。

星館のレストランでしか見られない唯一無二の景色です。

圧倒的な広さを誇る大展望露天風呂「棚湯」

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男湯の様子
もうひとつ、忘れてはいけない魅力のひとつが大展望風呂。2023年7月にリニューアルされた「棚湯」は、5段からなる湯船を棚田状に広げた大展望露天風呂です。

別府湾や街の夜景、 そしてはるか四国佐田岬までを借景にした、圧倒的な開放感と眺望が楽しめます。

・1段目(最上部)ガラスで仕切られた内湯
・2段目(半露天) 屋根のひさしがかかり、雨天でも濡れずに眺望が楽しめる
・3段目(露天) 3段目は最も幅が広く雄大
・4段目(露天)東屋とつながり足湯が楽しめる
・5段目先(端部分/露天) 寝湯が楽しめる

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男湯の寝湯が楽しめる5弾先の部分は、寝湯をしながら別府湾と市街地が一望できます。女湯には柵がありますが、それでもとてつもない開放感で、気持ちよく入浴ができましたよ。

お風呂自体がとても広いため、ほかの人と近すぎず、ゆったりと過ごせるのもうれしいポイントです。

※大展望風呂「棚湯」の写真は特別に撮影許可をいただいています。

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泉質:
ナトリウム―塩化物・硫酸塩温泉(低張性・アルカリ性・高温泉)
加水・加温・循環ろ過式(衛生管理のため塩素系薬剤を使用)

泉質についての詳細はこちら▼

売店・ゲームコーナーも充実

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「杉乃井ホテル」のマップ
新生・杉乃井ホテルは、家族や友人との旅行はもちろん、年齢問わず、さまざまなライフステージの方が楽しめる施設となっています。施設それぞれがとても大きく、1日中楽しめるのも魅力のひとつ。

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星館開業にあわせてリニューアルした売店・ゲームコーナー「星宙こみち SHOP & GAME」。

売店は、湯けむり立ち昇る街並み情景が感じられる空間となっており、湯けむりをイメージした照明を設置していたり、床は木目、通路は小路の石畳を表現しているそう。

大分県のお土産を含む、食品やグッズなどが約2,000点そろっています。

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ゲームコーナー
広々としたゲームコーナーは、クレーンゲーム、お子さま向けの乗り物、大人も盛り上がるシューティングマシーンやアミューズメントなど、幅広い世代が楽しめる空間となっています。

ちなみに「星宙こみち SHOP & GAME」は、「星館」の宿泊棟と「棚湯」の間に位置しているので、温泉帰りにホッケーゲームをしたり、お土産をちらっと見たり、ワクワクする体験ができますよ♪

別府周辺の観光にも行きやすい立地

せっかく別府に来たなら、観光も楽しみたいところ。杉乃井ホテルは別府市街地を見下ろす高台に位置していますが、観光地にもアクセスしやすい場所にあります。

猿で有名な「高崎山自然動物園」まで車で約16分、日本初の木製ジェットコースターをはじめとする九州有数のアトラクションがある、「城島高原パーク」まで車で約15分、別府観光の定番「べっぷ地獄めぐり」まで車で約10分ほどで行くことができますよ。

歴史や風情を楽しめるディープな「鉄輪いでゆ坂エリア」へ

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今回は、「鉄輪いでゆ坂エリア」まで行ってみました。別府では至るところで地中深くから噴気や熱湯が噴出しています。

無料の足湯があったり、地面から湯気が出ている様子が見れたり。全体的に昔ながらの建物が多いため、風情ある別府の町並みが楽しめました。

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歩いていると、いろいろなところに湯気が出ている釜があります。基本的に釜は湯治宿が所有しているそう。

地獄釜といって、噴出する蒸気を活用した究極のエコ蒸し器です。古くから湯治(とうじ)の文化があり、長期滞在者たちは米や野菜を持ってきては交換したりとにぎやかだったそう。専門店もあり、海外の方から大人気でした(平日でも1時間待ち……!)。

今回は、湯治の宿「大黒屋」にて特別に体験させていただいたのですが、10分ほどで蒸し料理が完成!塩分を含む約100度の温泉蒸気で一気に蒸した食材は、やわらかくホクホクで、食材本来の旨味とほどよい塩味が感じられました。

風情ある町並み、温泉街が好きな方はぜひ行ってみてください♪
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