ライター : 安田あかり

Webライター/管理栄養士

さつまいもが腐るときに見られる変化5つ

さつまいもの腐るサイン

  1. カビが発生する
  2. 変色する
  3. においが発生する
  4. やわらかくなる
  5. シワシワになる

1. カビが発生する

さつまいもにカビが生えている場合は、腐敗が進んでいるおそれがあるため、食べないようにしましょう。

カビには黒いものや白いものなどさまざまな種類がありますが、温度が20~30℃、湿度が65%以上、酸素があるといった環境下で発生しやすいです。特に黒カビが付着した食品は、黒カビが生成する毒素によって、吐き気や下痢といった中毒症状が出るおそれがある点に注意しましょう。(※1,2)

2. 変色する

さつまいもを切った断面に黒い変色が見られる場合は、低温障害で腐っていることが考えられます。低温障害とは、バナナや梅などの作物を低温の環境に置くと、黒く変色したり腐敗したりすること。さつまいもは低温障害を起こす代表的な食材です。

ちなみに、さつまいもを切ってしばらくしてから黒い点が出てくるのは問題ありません。これは「ヤラピン」という成分が変色したもので、味や栄養に影響しませんよ。(※3,4)

3. においが発生する

さつまいもから不快なにおいが感じられる場合は腐っているサインなので、摂取するのは避けましょう。

腐敗は食品の付着した微生物が増殖し、食品中の成分が分解されることによって起こるもの。腐敗が進む過程で酸っぱいにおいや異臭を生じます。(※5)

4. やわらかくなる

通常さつまいもは包丁を当てると硬い食材ですが、ぶよぶよとやわらかい場合は腐っていることが考えられます。

さつまいもがやわらかくなる原因としては、低温障害や病気によるものがあります。これらの原因によってさつまいもが腐り、ぶよぶよとした触感になるのです。(※3,6)

5. シワシワになる

さつまいもがシワシワになっていたり、しぼんでいたりする様子がある場合も食べるのは避けましょう。

これは水分が抜けて乾燥が進んでいる状態です。必ずしも腐っているとは限りませんが、風味が落ちているため、食べないほうが良いでしょう。
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