ライター : とも

子育てフードライター

オランダの食文化の特徴

オランダは世界的に知られるチーズ王国ですが、実は農作物の栽培が盛んです。国土の約45%が農地でじゃがいもや玉ねぎ、パプリカなどさまざまな野菜が栽培されています。

また、海にも面しているため魚介類も多く料理に用いられます。ニシンや牡蠣などが有名で日常的に食べられていますよ。

体を温める料理が定番

寒さが厳しいオランダでは、スープや煮込みなど体を温める食べ物が定番です。なかでも、じゃがいもやグリーンピースを使ったとろみのあるスープは濃厚な味わいが人気です。ほかにも、牛肉と野菜を煮込んだ素朴な食べ物も寒い季節の定番ですよ。

野菜も肉も魚も豊富!

前述の通り、オランダの食べ物には肉や野菜が豊富に使われています。国の南部では肉料理が多く食べられていて、漁業が盛んな西部では新鮮なシーフードを使った料理が多いのが特徴。

北東部では、生の豚ひき肉を材料としたドライソーセージが有名です。チーズはオランダ全土でいろいろな種類が作られていて、食生活に欠かせない存在。同様にヨーグルトやバターなどの乳製品も普段の食卓で多く登場します。

オランダ料理で多く使われる食材

  1. チーズや牛乳などの乳製品
  2. じゃがいも
  3. 豆類
  4. ニシン
  5. ドライソーセージ

オランダといえば!知っておきたい有名な食べ物7選

1. エルテンスープ

エルテンとはえんどう豆のことで、乾燥のえんどう豆をベースにするのが特徴です。玉ねぎやじゃがいもなどと一緒に煮崩れるまで火を通します。

日本で一般的に食べられているポタージュよりもぽってりとしていて、オランダではよそったスープ皿にスプーンがまっすぐ立つのが目安と言われていますよ。野菜の甘みと豚肉やソーセージの旨みが格別のおいしさです。

2. スタンポット

スタンポットはオランダの伝統的な食べ物です。マッシュポテトにゆでたケールやほうれん草など緑色の野菜を加えます。日本のポテトサラダに似たような見た目で、ポテトサラダよりもクリーミーな口当たりが特徴。

オランダの太いソーセージやミートボールと共に盛り付けるため、スタンポット自体の味がは控えめです。家庭やお店によって野菜の種類が違ったり、グレービーソースをかけたりするのも魅力のひとつ。

3. パネクック

パネクックはオランダ版のパンケーキ。日本のパンケーキにくらべると薄く、クレープのようなもっちり食感です。ハムやチーズなどをトッピングしたおかず系から、はちみつやフルーツをのせたスイーツ系までバリエーション豊富。

オランダでは直径30cmほどの大きなサイズで食べることが多いです。ナイフとフォークで切り分けて、ランチやカフェタイムに楽しんでいますよ。
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