「見える収納」のポイント

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「食材の保存容器は、外から見て何が入っているのかひと目でわかる透明なものがおすすめです。すぐに残量がわかるため、食べ忘れ防止にも繋がります」

「まとめる収納」のポイント

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「あちこちに食材が散らばっていると探すのに時間がかかるので、種類ごとや使う目的ごとにまとめておくとグッド。朝食セット、お弁当セットなど使うタイミングが同じものをまとめておくと、スムーズに取り出せますよ。

また最上段は下段に比べて温度が2℃ほど高く、逆に冷たい空気は下に流れる性質があります。そのため保存期間の長いものや使用頻度の少ないものは上段に、傷みやすいものや作り置き食材などは下段にまとめて配置しましょう」

「取り出しやすい収納」のポイント

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冷蔵庫の下段には空きスペースを作っておくのがポイント。調理中のボウルや余った味噌汁を鍋ごと入れられるほどのスペースを確保しておくと、サッと収納できて時短につながります。

チルド室は比較的空間が狭く奥が見えづらいため、重ねて保存するのは厳禁です。斜めにずらしながら保存することで奥まで食材が見えるようになりますよ。

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野菜室の葉野菜は、突っ張り棒で仕切りながら縦収納しましょう。取り出しやすくなるだけでなく、育った環境に近づけることで野菜にストレスがかからず、鮮度をキープできます。また葉っぱが潰れにくくなるといったメリットも!

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冷凍室の下段は、食材を重ねてしまうと取り出しにくく、使い忘れの原因に。100円ショップでも購入できる金属製のブックスタンドを使って立てて収納すると、欲しいものがすぐ見つかりますよ。開けている時間が半分になると、年間約190円の節約ができます」(※1)

節電のポイントまとめ

  1. 「見える」「まとめる」「取り出しやすい」を意識した収納を心がける
  2. 開けている時間が20秒間の場合と10秒間の場合を比較すると、年間約190円の節約に

見直しポイント4. 設定温度を適切に

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「庫内の設定温度は『強』よりも『中』や『弱』のほうが省エネになります。設置場所や室内の温度にもよりますが、夏場は『中』、冬場は『弱』の設定でOK。周囲温度が22℃で『強』から『中』にすると、年間で約1,910円の節約になりますよ。

また『中』の温度は3〜6度。『強』にすると中より2〜3度庫内の温度が低くなるので、吹き出し口近くに置いた食材が凍ってしまう場合もあります」(※1)

節電のポイントまとめ

  1. 夏場は『中』、冬場は『弱』の設定を目安にする
  2. 強から中にすると、年間で約1,910円の節約に(周囲温度が22℃の場合)

見直しポイント5. 壁から適切な間隔で設置

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「冷蔵庫の設置場所も実は大事な節電の見直しポイント。冷蔵庫は庫内を冷やすために放熱をする必要があります。適切な間隔がないと余分な電力を消費したり、故障の原因になったりすることも。

放熱スペースは冷蔵庫のタイプによって異なり、3ドア以上の冷蔵庫は上部に5cm以上、左右5mm以上のスペースが必要です。3ドア以上の冷蔵庫は上部と左右で放熱するので、背面には放熱スペースを取るは必要ありません。

2ドアの冷蔵庫は、上部に30cm以上、左右2cm以上、背面は7cm以上のスペースが必要。上にレンジやトースターなどを置く場合は直置きせず、専用のラックを使って最低でも10cm以上のスペースを確保しましょう。

壁から適切な間隔をあけて設置すれば、年間約1,400円の節約になります」(※1)

節電のポイントまとめ

  1. 3ドア以上の冷蔵庫は上部に5cm以上、左右5mm以上のスペースを空ける
  2. 2ドアの冷蔵庫は上部に30cm以上、左右2cm以上、背面は7cm以上のスペースを空ける
  3. 適切な間隔で設置すれば、年間約1,400円の節約になる

5つのポイントを押さえて冷蔵庫の節電対策を!

島本先生に教わったポイントは、節電だけでなく「時短になる」「食材を無駄にしない」といったさまざまなメリットが含まれていました。設定温度の変更や食材の詰め方は、さっそく今日から意識して実践できそうですね!

皆さんもぜひ、できることからチャレンジしてみてください♪
【参考文献】
(2024/06/11参照)
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