ライター : donguri

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冷蔵庫の見直しが節電につながる!5つのポイント

Photo by ゆとりうむ冷凍貯金ラボ

年々価格が高騰している電気代。2024年6月使用分からは政府の補助金が廃止されるため、地域によっては電気代が大幅に上昇します。そこでこの記事では、電化製品のなかでも消費電力の大きい「冷蔵庫」にスポットをあて、節電のポイントをご紹介!

料理研究家/冷蔵庫収納アドバイザーの島本美由紀先生に、冷蔵庫の節電のコツや節約術について詳しく伺いしました。

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料理研究家/冷蔵庫収納アドバイザー 島本美由紀さん 旅先で得たさまざまな感覚を料理や家事のアイデアに活かし、手軽に作れるおいしい料理レシピを考案。家事全般のラク(楽しくカンタン)を追求する「ラク家事アドバイザー」、エコの観点から食品保存や冷蔵庫収納を提案する「食品ロス削減アドバイザー」「冷蔵庫収納&食品保存アドバイザー」としても活動中。テレビや雑誌、講演会を中心に多方面で活躍し、著書は80冊を超える。

見直しポイント1. 入れる食材の量に注意する

冷蔵庫を効率よく使用するためには、入れる食材の量が重要!冷蔵室、冷凍室それぞれに収納のコツがあります。

「冷蔵室」は “7割以下” の収納で冷気を循環させる

Photo by ゆとりうむ冷凍貯金ラボ

「冷蔵室にものを詰め込み過ぎると冷気が効率よくまわらず、余分な電力を消費してしまいます。また冷気が届きにくくなる場所も出てくるため、食材が傷みやすくなるデメリットも。

冷蔵室の収納量の目安は7割以下です。各段1/3くらいのスペースを空けることを意識してみてくださいね。詰め込みすぎないようにすれば、年間で約1,360円の節約に!スペースが空いていると庫内がよく見え、使い忘れもなくなります」(※1)

「冷凍室」は “8割以上” の収納で冷気をため込む

Photo by ゆとりうむ冷凍貯金ラボ

「冷蔵室とは逆に、冷凍室はぎっしり詰め込んだほうが電気をムダに使いません。これは食品がお互いを冷やし合い、冷気を逃げないようにしてくれるため。冷凍室の8〜9割を目安に食材を詰めましょう。追加収納できるように、少し余白を残しておくのもポイントです」

節電のポイントまとめ

  1. 冷蔵室の収納量の目安は7割以下
  2. 冷凍室の収納量の目安は8〜9割
  3. 冷蔵室に詰め込んだ場合と半分にした場合を比較すると、年間約1,360円の節約に

見直しポイント2. ムダな開閉はしない

「つい冷蔵庫を長くあけてしまうことがありますが、開閉が多くなると、開けるたびに冷気が逃げて庫内の温度が上がり、冷蔵庫は余分な電力を消費します。

頻繁に開けすぎないようにするには『調理をする前に食材をまとめて冷蔵庫から出す』のがおすすめ。使うタイミングが一緒のものをトレーやカゴを使ってまとめておけば、出し入れが1回ですみますよ。開閉を少なくすることで、年間約320円の節約に♪」(※1)

節電のポイントまとめ

  1. 調理前に食材をまとめて冷蔵庫から出し、開け閉めを少なくする
  2. 旧JIS開閉試験の開閉をおこなった場合と、その2倍の回数をおこなった場合を比較すると、年間約320円の節約に

    ※旧JIS開閉試験……冷蔵室は12分ごとに25回、冷凍室は40分ごとに8回で、開放時間はいずれも10秒

見直しポイント3. 開けている時間を短く

冷蔵庫の冷気を逃さないようにするには、開けている時間を短くするのもポイント。『見える』『まとめる』『取り出しやすいを意識した収納を心がけることで、冷蔵庫を開けている時間を短くすることができますよ。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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