ライター : 山形ゆかり

薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター

圧力鍋なしでもソーキの煮込みをおいしく仕上げるコツ

コツ・ポイント

  1. ソーキは水からしっかり下ゆでする
  2. 煮込むときは弱火をキープする
  3. 調味料は段階的に加える
  4. ソーキが煮汁から出ないように落とし蓋をして煮る
  5. 煮込み終わったら鍋に入れたまま冷ます

ソーキは水からしっかり下ゆでする

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ソーキは水からじっくりと下ゆですることで肉臭さを取りのぞき、繊維をやわらかくしてトロトロの食感に。下ゆでにはたっぷりの水を使い、中火でゆっくりと沸騰させることがポイントです。沸騰したら火を弱め、アクを取りながら30分から1時間ほど煮込むとほろほろになりますよ。

煮込むときは弱火をキープする

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ソーキは沸騰させずに弱火でコトコト煮込みましょう。強火で加熱するとソーキが硬くなり、煮汁が蒸発してしまいます。弱火でじっくりと火を通すことで、ソーキがやわらかくなり煮汁からしっかりと旨味が染み込みます。煮込む時間は2〜3時間を目安にするといいでしょう。

調味料は段階的に加える

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調味料は一度に全部加えるのではなく、段階的に入れることがポイントです。最初に砂糖を加えて煮ると、肉に甘みが染み込みやすくなります。そのあと酒、みりん、しょうゆを加えてさらに煮込みましょう。複雑な風味になり、ソーキの旨味が引き立ちます。深みのある味わいに仕上がりますよ。

ソーキが煮汁から出ないように落とし蓋をして煮る

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ソーキは煮汁の中で浮いてしまう場合があります。そのため、煮汁から出ないよう落とし蓋を使いましょう。全体が均一に煮えるので味がしっかりと染み込みますよ。落とし蓋には煮汁の蒸発を防ぎ、肉が乾燥するのを防ぐ効果もあります。落とし蓋がない場合は、アルミホイルを使って代用できますよ。

煮込み終わったら鍋に入れたまま冷ます

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煮込み終わったソーキはすぐに取り出さずに鍋のまま冷ますことで、味がより一層染み込みます。冷める過程で肉が煮汁を吸収し、深い味わいが楽しめますよ。翌日にはさらにおいしいソーキ煮込みに仕上がります。

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