ライター : 長曽我部 真未

管理栄養士

牛肉が黒っぽいけれど食べても大丈夫?

牛肉を食べるとき、黒っぽくなっていて食べてもよいのか悩んだ経験はありませんか?実は食べても大丈夫な場合と食べないほうがよい場合があるんです。

牛肉が黒い理由や新鮮な牛肉の見分け方など、牛肉を食べる際に知っておくとよいことを詳しく解説します。

食べてもよい?牛肉が黒い理由とは

牛肉が黒い理由

  1. カットしたばかりの新鮮な証拠
  2. 腐敗が進んでいる

カットしたばかりの新鮮な証拠

牛肉が黒っぽい色や灰色っぽい色をしているのは、カットしたばかりであるという新鮮な証拠です。

切ってすぐの牛肉は、茶色に近い灰色をしているため、黒っぽい色や灰色っぽい色は肉本来の色ということ。そのあと空気中の酸素によって牛肉が酸化され、わたしたちがよく知る赤色になりますよ。

黒っぽい色や灰色っぽい色は空気に当たらない内側に多く見られ、30分ほど空気に当ててみて赤色になるならば、問題なく食べられます。ただしぬめりや悪臭がある場合は食べられないので、よく確認しましょう。(※1)

腐敗が進んでいる

黒い斑点がある場合は、腐敗が進んでいるおそれがあります。においやぬめりをよく確認してください。

また、光っていない緑の牛肉である場合は、雑菌が繁殖しているおそれがあります。肉の腐敗が進み、悪臭やぬめりを感じることも……。食中毒のおそれがあるので、加熱をしても食べないようにしてください。(※1)

新鮮な牛肉を見分けるポイントとは?

見た目

牛肉の表面にツヤがあり、脂肪の色は白や乳白色、赤身と脂身の境目がはっきりとしているものを選びましょう。

また牛肉は時間が経つと「ドリップ」という赤い汁が出てしまうので、買い物の際は牛肉からドリップが出ていないものがおすすめですよ。(※2)

手触り

牛肉を指で押したあと、すぐに元に戻るというような弾力がある場合は新鮮な証です。一方、表面にぬめりや粘り気があるときは、品質が落ちているおそれがあるため注意してください。(※3)
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