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キャベツにある黒い点は食べられる?
キャベツに現れる黒い点が、変色によるものであれば食べることができます。しかし、カビが原因で現れる黒い点の場合、食品を通じて人に危害を及ぼすおそれもあるため、食べないように気をつけましょう。
カビが原因の場合は、菌糸の存在が見てわかる、味や臭いに違和感が出るなどがあるため、判断する際の参考にしてください。(※1,2,3,4,5)
カビが原因の場合は、菌糸の存在が見てわかる、味や臭いに違和感が出るなどがあるため、判断する際の参考にしてください。(※1,2,3,4,5)
キャベツに黒い点ができる原因
キャベツの黒い点の原因
- 生理障害である「ゴマ症」
- 凍害による「内部黒変症状」
- 細菌による「黒すす病」
- カルシウム不足による「チップバーン」
生理障害である「ゴマ症」
キャベツにはゴマ症と呼ばれる生理障害がみられる場合があります。主に天候不順や気温の変化によって、細胞内外に窒素の濃度差ができることが原因です。細胞内外の濃度差を減らすために、水分を吸収して膨張することよって細胞にストレスがかかります。
したがって、ポリフェノール類の色素の合成が促され、表面に黒い斑点ができてしまうのです。品質や食味には問題はないとされているため、ゴマ症の場合は気にせず食べてよいでしょう。(※1)
したがって、ポリフェノール類の色素の合成が促され、表面に黒い斑点ができてしまうのです。品質や食味には問題はないとされているため、ゴマ症の場合は気にせず食べてよいでしょう。(※1)
凍害による「内部黒変症状」
内部黒変症状は冬に収穫されるキャベツに見られるのが特徴です。急激な温度変化によってキャベツの内側に水滴ができ、それが凍ると、溶けたときに薄墨色の斑紋や黒い斑点が発生するとされています。
内部黒変症状の場合、黒変症状の発生部位からは病原菌は検出されないため、食べて食中毒の原因となりうるカビとは別物です。(※2,5)
内部黒変症状の場合、黒変症状の発生部位からは病原菌は検出されないため、食べて食中毒の原因となりうるカビとは別物です。(※2,5)
細菌による「黒すす病」
黒すす病はカビの一種である糸状菌がつくことで発生する現象です。小さな黒い点が現れ、そのあと全面が黒色になるとされています。栽培の段階では、消毒済みの種子を利用する、早めに除去する、薬剤を散布するなどで対策されるようです。
カビが原因であるため、見つけた場合は食べないようにしたほうがよいでしょう。(※4,5)
カビが原因であるため、見つけた場合は食べないようにしたほうがよいでしょう。(※4,5)
カルシウム不足による「チップバーン」
キャベツの栽培途中、カルシウムが不足するとチップバーンと呼ばれる葉の先端部分が褐変してしまう生理障害になることがあります。
食べても問題ないとはされている現象ではありますが、進行すると乾燥が進んで枯れた状態となるため、おいしく食べるにはあまりおすすめできないと言えるでしょう。(※6,7)
食べても問題ないとはされている現象ではありますが、進行すると乾燥が進んで枯れた状態となるため、おいしく食べるにはあまりおすすめできないと言えるでしょう。(※6,7)
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