ライター : 鎌上織愛

幼児食アドバイザー、グルメ旅ライター、お土産コンシュルジュ

熊本でしか買えない!熊本限定のお土産8選

Photo by okamagami

熊本城や阿蘇山など、歴史と広大な自然が息づく「熊本県」。熊本城は日本三大名城のひとつであり、国内屈指の観光スポットとしても有名です。2016年の熊本地震で甚大な損害を受けながらも、2021年には天守閣の修復作業が完了。国内外からの客足は戻り、2024年9月の訪日外国人は過去最高を記録したそうです。

また熊本の飲用水は100%地下水でまかなわれており、水道水がおいしいことでも知られています。その清らかな阿蘇の天然水と肥後の土壌によって、熊本では農作物の生産も盛ん。スイカやいちご、みかん、メロンなど、収穫量が全国3位以内に入る果物が豊富にあります。

筆者は旅ライターとして全国津々浦々巡っていますが、これだけさまざまな作物が名産としてうたわれる土地はそう多くありません。それだけにお土産選びも目移りしてしまいますが、この記事では筆者が実際に食べておいしかったイチオシのお土産を厳選してご紹介します!

1. くまもと菓房 「芦北のデコポンぜりー」

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価格:497円(税込)
へたの部分がぽこっと突き出た形状が特徴の柑橘類「デコポン」は、熊本県を代表する特産品。生産量は日本一を誇り、「デコポンといえば熊本」といわれるほど地元民にとっても馴染みのあるフルーツです。

そもそも「デコポン」とは熊本県の果実農業協同組合連合会が商標登録しているブランド名で、正式名称は「不知火(しらぬい)」です。基準の酸味や糖度を満たした不知火のみが、「デコポン」として出荷されます。

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芦北のデコポンぜりーは、地元の老舗菓子店「くまもと菓房」のロングセラー商品です。デコポンの果肉がたっぷりと詰まっており、濃厚な甘さのなかにやさしい酸味が感じられます。

デコポンは酸味や苦みが少ないため、酸味が苦手な方や小さい子どもでも食べやすいのが特徴。ナタデココも入っており、ゼリー・果肉・ナタデココとぞれぞれ異なる3つの食感が楽しめます。

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JR熊本駅内価格:550円(税込)
「芦北のデコポンぜりー」はくまもと菓房のオンラインショップでも購入できますが、JR熊本駅内ではギフト用にラッピングされたものが販売されています。ラッピング代分だけ通常より少し価格が上がりますが、旅のお土産としてはもちろん、日頃の感謝の贈り物にもおすすめです。

口コミ・SNSでの反応

  1. 値段は少し高いですが、人気のお土産です
  2. 果肉がいっぱい入っていておいしい!
購入した場所くまもと菓房 肥後よかモン市場店
住所熊本県熊本市西区春日3丁目15-30(JR熊本駅内)
営業時間9:00~20:00
定休日年中無休
HPhttps://www.jrkumamotocity.com/amu/restaurants/H1F08
くまもと菓房HPhttps://www.kabou.com/

2. 米臼餅本舗 阿蘇くまもと空港店限定 「くまモンのいちご大福」

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価格:470円(税込)
熊本といえば「くまモン」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。そんなくまモンを印刷した大福が、阿蘇くまもと空港限定で購入できます。見た目のかわいさだけでなく、大きめにカットされたフルーツを贅沢に使用している人気の商品です。

製造元である「米臼餅本舗」は明治43年に創業され、お祝い事に欠かせない紅白餅やカラフルでバリエーション豊富な大福などを製造する老舗企業。数ある製品のなかでも特に人気なのが、今回紹介するフルーツ大福です。

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くまモンが印刷されたフルーツ大福は、阿蘇くまもと空港店のみの限定商品です。賞味期限は2日あるので、帰る直前に購入すれば翌日もおいしく食べられますよ。

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いちご大福と同じく通年販売のキウイ大福も、ジューシーな果汁と甘さ控えめなあんことのバランスが絶妙。熊本県産のサンシャインマスカットが丸ごと入った大福は、夏から秋にかけての期間限定商品です。

今回ご紹介した果物以外にも、ぶどう大福や渋皮球磨栗大福、通常より大きい2Lから3Lのいちごを使用したおっきないちご大福など、期間限定商品も豊富です。季節ごとに旬のおいしいフルーツを存分に味わえますよ。

口コミ・SNSでの反応

  1. あっさりしたこし餡がおいしかった
  2. シャインマスカットと餡の甘さがマッチしていて、また買いたくなりました
購入した場所米白餅本舗 阿蘇くまもと空港店
住所熊本県上益城郡益城町大字小谷1802-2(阿蘇くまもと空港内)
営業時間8:00〜19:30
定休日年中無休
HPhttps://www.kumamoto-airport.co.jp/shoping/yonehaku/
米臼餅本舗HPhttps://www.yonehaku.co.jp/

3. 古今堂 「1592(ひごくに)」

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価格:1592(中央)・夏の1592(右)・BATON(左)3本セット 588円(税込)
熊本県の北部に位置する阿蘇地方には、現在も活動を続ける活火山「阿蘇山」があります。世界最大級といわれるカルデラを有する広大な土地は、見渡す限りの草原や溶岩石が広がる力強い景観。ここでしか見られない自然美を求めて、多くの観光客が訪れます。そんな阿蘇地方で生まれた「1592(ひごくに)」は、古今堂の看板商品です。

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「1592」は阿蘇山の標高であり、熊本の旧国名である「肥後国(ひごのくに)」から名づけられました。阿蘇のブランド牛乳「ASOMILK」を使用してチーズから製造するなど、素材にも製法にもこだわったひと品で、しっとりとした食感の濃厚生チーズケーキに仕上がっています。

チーズケーキなのに和菓子の練あんを彷彿とさせる食感で、緑茶と合わせてもおいしくいただけますよ。

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また1592は、旬の素材を使用した季節限定の商品もあります。筆者が7月に熊本を訪れた際は、夏季限定商品の「夏の1592(塩レモン)」を購入できました。現在は濃厚生マロンケーキが販売されており、それぞれの季節ごとに異なる味が楽しめます。

1592と並ぶ看板商品である「ASO BATON」も、お土産として外せない商品のひとつ。こちらも熊本県産の材料にこだわり、とろける濃厚チョコレートが中に入った贅沢な焼き菓子です。

店舗であれば、「1592」・季節限定「1592」・「ASO BATON」が1つずつ入った3本セットを購入できます。自分用のお土産やギフトにピッタリですよ。

口コミ・SNSでの反応

  1. 饅頭とケーキの間くらいの食感で、やみつきになりました
  2. 濃厚チーズケーキが好きな人にはおススメです
購入した場所菓舗 古今堂 JR熊本駅店
住所熊本県熊本市西区春日3丁目15-30(JR熊本駅内 )
営業時間8:00~20:00
定休日年中無休
HPhttps://www.jrkumamotocity.com/amu/restaurants/H1F42
古今堂HPhttps://kokindou.com/

4. おいものおやつ「おいもチップス」

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価格:600円(税込)
「おいものおやつ」は、その名のとおり多彩なさつまいものおやつを提供する熊本県・天草のお店です。天草のソウルフードである「がねあげ(太めの拍子にしたさつまいもに衣をつけ揚げたもの)」は、さつまいもの甘さをダイレクトに味わえる人気商品。今回紹介する「おいもチップス」も、スタイリッシュな装いがよろこばれるお土産です。

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輪切りではなく縦にスライスすることで、パリパリとした食感を味わえる「おいもチップス」塩と砂糖のスタンダードなフレーバーのほか、黒糖シナモンや韓国のり、チョコナッツなどフレーバーの豊富さも魅力です。

どれもシンプルな味付けですが、とても薄くスライスされているので食べだすと手が止まらないおいしさですよ。

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おしゃれな内装の店舗では、さつまいもを使ったお菓子やソフトクリームが所狭しと並んでいます。店舗に行く時間がない人は、阿蘇くまもと空港で「おいもチップス」を購入できるので、帰りがけにぜひ立ち寄ってください。

口コミ・SNSでの反応

  1. さつまいものチョコレート味チップスは素朴さの中に、少し今風のテイストが感じられておいしかった
  2. おいものチップスが素材のよさがありパリパリでおいしかったです
購入した場所MIYABIクマモト マーケット
住所熊本県上益城郡益城町大字小谷1802-2(阿蘇くまもと空港内)
営業時間10:00〜20:00
定休日年中無休
HPhttps://www.kumamoto-airport.co.jp/shoping/miyabi-kumamoto/
おいものおやつHPhttps://www.oimonooyatsu.com/

5. 阿蘇ミルク牧場「阿蘇の雫」

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価格:268円(税込)
全国3位の生乳生産量を誇る熊本県。全国有数の酪農地帯である阿蘇山の麓にある「阿蘇ミルク牧場」は、熊本県酪農業協同組合連合会「らくのうマザーズ」が運営する体験型牧場です。

施設内にある物産館「ミルク市場」には、牧場直営ならではのバターやアイス、ウインナーやベーコンなど、ここでしか買えない商品がズラリ。なかでもトップ2の人気を誇る商品が、「阿蘇の雫 牛乳」と「阿蘇の雫 ミルクコーヒー」です。

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「阿蘇の雫 牛乳」は食品添加物を一切使用せず、牧場で絞った生乳を施設内でボトル詰めしています。阿蘇の大自然で育った牛から絞った生乳は、濃厚でありながらすっきりした味わい。牛乳が苦手な子どもでも飲みやすいと評判です。

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同じく人気の「阿蘇の雫 ミルクコーヒー」も、ぜひお土産に加えてほしいひと品です。コーヒーのほろ苦さもありながら、生乳を96%使用しているので生乳ならではのコク深い甘さがしっかり感じられますよ。

また施設内では、牛乳やチーズなどを製造している様子が見学できます。私たちの手元に届くまでにどのような工程を経ているかを知ることで、これまでとは違った目線で牛乳を味わえるかもしれませんね。

口コミ・SNSでの反応

  1. コクがありつつ後味がスッキリしている
  2. 癖がなくて飲みやすい
購入した場所阿蘇ミルク牧場 物産館 ミルク市場
住所熊本県阿蘇郡西原村河原3944-1
営業時間11:00~17:00
定休日年中無休(季節により異なる)
阿蘇ミルク牧場HPhttps://aso-milk.jp/
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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