プチトマトとトマトの栄養の違い

カロリー糖質β-カロテンビタミンCカリウム食物繊維
プチトマト30kcal5.8g960μg32mg290mg1.4g
トマト20kcal3.7g540μg15mg210mg1.0g
(100gあたり)
(※10,11)
厳密な規格はありませんが、プチトマトは10~30g程度のトマトのことを指します。

また、プチトマトとトマトは栄養も異なることが特徴的。β-カロテンやビタミンCをはじめとした栄養価は、100gあたりで比べるとプチトマトのほうが高いといえますね。(※1)

プチトマトの栄養を逃がさない効果的な食べ方

効果的な食べ方

  1. 皮ごと食べる
  2. 油を使って加熱する
  3. 玉ねぎやにんにくと一緒に加熱調理する

皮ごと食べる

トマトは生で食べることで、熱に弱い性質をもつビタミンCが摂りやすくなります。また、トマトの皮にはペクチン質が含まれているので、あますことなく摂りたい場合は皮ごと食べると良いですね。

さらに、皮ごと食べることでトマトのシャキッとした食感も楽しめますよ。(※5,12)

油を使って加熱する

トマトに含まれるリコピンは、油を使用して加熱すると摂取効率が高まります。また、β-カロテンやビタミンEといった脂溶性ビタミンは熱による損失も少なく、油になじむ特徴があります。

抗酸化作用のあるリコピンやβ-カロテンをしっかり摂りたい場合は、油を使って加熱調理してみてくださいね。(※1,3,13)

玉ねぎやにんにくと一緒に加熱調理する

植物中のリコピンはトランス体として存在していて、体への吸収性が低いです。反対に、トマトの加工品にはシス体リコピンが豊富で、体内に吸収されやすいことが報告されています。

トマトをオリーブオイルと玉ねぎと一緒に加熱調理することで、トランス体からシス体への変化を促す作用が確認されています。さらに、にんにくでも同様の状態が起きるといわれているんですよ。(※14)

【Q&A】プチトマトの栄養は摂りすぎると良くない?

A:トマトは体を冷やす野菜といわれているので、摂りすぎには気をつけましょう。

トマトやなす、きゅうりなどの夏が旬の野菜は体を冷やすと考えられています。冷えた体によって、体内の酵素のはたらきや免疫力低下につながるおそれもあるので、プチトマトの摂取量には気を付けたいですね。(※15)
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