一日25gまでにする

食事バランスガイドでは、菓子・嗜好飲料は一日200kcal程度が目安で、カカオ増量のチョコレートだと約35gとなります。しかし、脂質が多いので注意が必要。

カカオ72%のチョコレートを一日25g摂ると、カカオポリフェノールの作用が得られ、体重やBMIに影響が出なかったとされています。ダイエット中であれば一日25gまでを目安にするのがおすすめです。(※4,5,6)

カカオ70%以上のものを選ぶ

通常のチョコレートはカカオ30~40%ですが、70%以上のものは高カカオと分類されます。チョコレートの成分による作用を効率的に得るには、高カカオチョコレートがおすすめです。

パーセントの数値が大きいほど、カカオポリフェノールも多く含まれますよ。(※7,8)

一日に複数回分けて食べる

カカオポリフェノールには吸収は早いものの、その作用は長い時間続かないという特徴があります。そのため、高カカオチョコレート一日分の適量を一度に食べるより、複数回に分けて食べるほうがおすすめです。

食事と食事の間に摂ると、血中のブドウ糖濃度の上昇を抑えられることもわかっています。(※9,10)

【Q&A】ダイエット中に食べていいチョコレートの量は何個まで?

A:一日5枚までにしましょう。

個包装になっているチョコレートの多くは1枚5gです。一日の上限を25gとする場合、5枚までとなります。間食の目安量である200kcalまでなら7枚です。商品によって栄養価が異なるので、パッケージを見て200kcalまでに抑えるようにしてください。(※4,5,6,11)

【Q&A】ダイエット中にチョコレートを摂るおすすめのタイミングは?

A:午前と午後に分けて間食として食べましょう。

高カカオチョコレートを食事と食事の間に食べると、一日のなかで血中のブドウ糖濃度が急激に上がるのを抑えられます。もちろん、朝食の欠食をせず、食事量に気をつけることが前提です。(※10)

【Q&A】ダイエット中に避けたほうがよいチョコレートはある?

A:ホワイトチョコレート、ミルクチョコレートは避けたほうが良いでしょう。

ホワイトチョコレートはカカオポリフェノールをほとんど含まないため、ダイエット中はおすすめではありません。また、ミルクチョコレートは砂糖や乳原料によって甘く食べやすくしている一方、カカオ分は20~40%と少なめです。(※1,9)
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