摂り過ぎても吸収されない

ビタミンB12 は胃から分泌されている成分によって吸収量が調節されています。胃の機能が正常な方の場合、一般的な食品からの吸収率は約50%です。摂取量がある一定量を超えるとそれ以上は吸収されない仕組みになっていることから、過剰に摂取しても吸収されずに便として排泄されます。(※1,3)

上手に摂り入れるためには

ビタミンB12を効率よく摂取するためには摂取方法を工夫しましょう。水溶性ビタミンですが、熱には比較的強いため、ゆでたり煮たりする場合は汁ごと食べましょう。また、強酸性とアルカリ性に弱く、光や空気で酸化されやすいことから、ビタミンB12を含む食品は密閉保存をしましょう。(※3)

不足しやすい人の特徴とは

ビタミンB12は胃から分泌される成分と結合することで小腸から吸収される仕組みです。胃を切除している方、胃の不調がある方、小腸の吸収不全がある方はビタミンB12を取り込むことができないため、注射やサプリメントで補う必要があります。

また、ビタミンB12は動物性食品に多く含まれるため、ベジタリアンの方も注意が必要です。(※3)

ビタミンB12を含む食ベ物を知って上手に摂り入れよう

ビタミンB12は一般的には不足しにくい栄養素です。しかし、赤血球を作るのに欠かせなく、体の中でとても大切な役割を担います。不足した場合にはさまざまな症状が現れることから、不足しやすい人の特徴に当てはまる方は、注意が必要です。

紹介した食べ物をうまく組み合わせて、効率の良い摂取方法で摂り入れるようにしましょう。
【参考文献】
(2023/08/21参照)
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