関さば

ブランド鯖の代表ともいえるのが「関さば」です。大分県と愛媛県の間にある豊後水道で獲れたマサバのうち、「大分県漁協佐賀関支店」に所属する漁師が一本釣りしたものだけが関さばに認定されます。

関さばは回遊せず、豊後水道に居ついている点も特徴のひとつ。潮の流れが速くプランクトンが豊富な豊後水道で育つため、身が引き締まり、脂のりが抜群と高く評価されています。特に12月~3月の関さばは特に美味と評判ですよ。

金華さば

「金華さば」は、宮城県石巻市の金華山沖で漁獲されて石巻港に水揚げされた大型のマサバのなかでも、鮮度や大きさ、脂ののりなど「金華ものブランド化事業推進委員会」が定めた基準をクリアしたものだけが名乗れるブランド鯖です。

石巻港で水揚げされた鯖のうち、金華さばに認定されるのは10%以下という希少さも人気の理由です。一般的なマサバにくらべて甘みと旨みが強いのが特徴。旬は9月~1月で、この時期の金華さばは特においしいといわれています。

松輪さば

「松輪さば」は、神奈川県三浦半島にある松輪地区で一本釣りし、水揚げされたマサバのこと。釣り上げたあとは手を触れず、鮮度を保っているのが特徴。出荷直前まで生きているため、生食できるほど新鮮なんですよ。なかでも、脂をたくわえた10月~12月の松輪さばは絶品です。

種類ごとに違う鯖を味わってみて!

ひとことで「鯖」といっても種類によって、見た目や味わいが違います。日本で流通しているマサバとゴマサバは、どちらも脂のりがよく手に入りやすいものの、あっさりしているのはゴマサバのほう。料理や好みにあわせて使い分けると、よりおいしくいただけます。

マサバは、水揚げされた場所や大きさなどの基準をクリアするとブランド鯖に認定されます。高級品としても知られる関さばや金華さばなどは、ギフトにも最適ですよ。ぜひ、種類ごとに違う鯖を味わってみてくださいね。
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