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お菓子作りで有塩バターは使える?
こんにちは。macaroni 料理家のえもです!この連載ではお菓子作りが大好きな私が、写真付きでていねいにお菓子の基本を解説しています。
お菓子のレシピでは無塩バターの指定が多いですよね。これって有塩バターで同じように作ることはできないのか、疑問に思ったことはありませんか?
そこで今回は、無塩バターと有塩バターそれぞれの特性をお伝えしながら2種類のパイ生地を作り、仕上がりにどのような違いが出るのかをご紹介します。
お菓子のレシピでは無塩バターの指定が多いですよね。これって有塩バターで同じように作ることはできないのか、疑問に思ったことはありませんか?
そこで今回は、無塩バターと有塩バターそれぞれの特性をお伝えしながら2種類のパイ生地を作り、仕上がりにどのような違いが出るのかをご紹介します。
無塩バターと有塩バターそれぞれの特徴
| 種類 | 無塩バター | 有塩バター |
|---|---|---|
| 塩分 | 添加していない | 添加している |
| 用途 | お菓子、パン | 幅広い料理 |
・無塩バター
製造過程で塩分を添加しない、食塩不使用のバターです。(生乳に微量の塩分が含まれているため、塩分が全くないという意味ではありません。)ミルクの風味がダイレクトに感じられます。主にお菓子やパン作りで使われるバターです。
・有塩バター
製造過程で1~2%の塩分を添加したバターです。塩分が添加されることで保存性が高まります。塩味がついているので料理の味付けに使われることが多いです。(※1)
製造過程で塩分を添加しない、食塩不使用のバターです。(生乳に微量の塩分が含まれているため、塩分が全くないという意味ではありません。)ミルクの風味がダイレクトに感じられます。主にお菓子やパン作りで使われるバターです。
・有塩バター
製造過程で1~2%の塩分を添加したバターです。塩分が添加されることで保存性が高まります。塩味がついているので料理の味付けに使われることが多いです。(※1)
有塩バターで作るとどうなるか?パイ生地で大検証
無塩バターと有塩バターの違いをお分かりいただけたでしょうか?それでは実際に、無塩バターと有塩バターでどのくらい差が出るのかを調べてみたいと思います!
【基本レシピ(パイ皿20cm1台分)】
・ 薄力粉......120g
・ 強力粉......80g
・ 水......80cc〜
・ 塩......ひとつまみ
・ バター(無塩)......15g
・ バター(無塩)......100g
・ 打ち粉......適量
無塩バターと有塩バター2種類の生地を作り、焼いてみます。
詳細レシピはこちら▼
【基本レシピ(パイ皿20cm1台分)】
・ 薄力粉......120g
・ 強力粉......80g
・ 水......80cc〜
・ 塩......ひとつまみ
・ バター(無塩)......15g
・ バター(無塩)......100g
・ 打ち粉......適量
無塩バターと有塩バター2種類の生地を作り、焼いてみます。
詳細レシピはこちら▼
焼き上がりを比較
無塩バターも有塩バターも、どちらも大きな差はなく綺麗に膨らんでいます。また、断面も綺麗な層ができていました。
食感・風味を比較
無塩バターで作ったパイ生地はバターの風味を強く感じることができ、とてもバランスの良い仕上がりになりました。それに比べ、有塩バターで作ったパイ生地はひと口目はそんなに気にならなかったものの、食べ進めていくうちに塩味を強く感じ、重たくくどい仕上がりになりました。塩味が強いせいか、バターの風味もそこまで感じられません。
食感は大きな差はなく、どちらもパイ生地特有のサクサク感を楽しむことができました。
食感は大きな差はなく、どちらもパイ生地特有のサクサク感を楽しむことができました。
比較検証結果まとめ
| 種類 | 無塩バター | 有塩バター |
|---|---|---|
| 見た目 | 違いなし | 違いなし |
| 味わい | バランスが良い | 塩味が強く重たい |
| バターの風味 | する | 弱い |
| 食感 | 違いなし | 違いなし |
有塩バターはお菓子に不向き...
有塩バターでも形にはなりましたが、風味にかなり影響が出ることがわかりました。
作るお菓子で使用するバターの量にもよりますが、パイ生地やパウンドケーキ、クッキーのようにバターをたくさん使用するお菓子には向いていないようです。
ただ、作れないわけではないのであえて塩味をプラスしたい時なんかは無塩バターとブレンドして使ってみると良いのではないかな?と思いました。
お菓子を失敗なくおいしく作りたい場合はレシピ通りに無塩バターを使用することをおすすめします。
作るお菓子で使用するバターの量にもよりますが、パイ生地やパウンドケーキ、クッキーのようにバターをたくさん使用するお菓子には向いていないようです。
ただ、作れないわけではないのであえて塩味をプラスしたい時なんかは無塩バターとブレンドして使ってみると良いのではないかな?と思いました。
お菓子を失敗なくおいしく作りたい場合はレシピ通りに無塩バターを使用することをおすすめします。
【参考文献】
(2025/06/26参照)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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