ライター : 和食料理人よしふみチャンネル

日本料理専門調理師・調理技能士/macaroniクリエイターズ

新しょうがの甘酢漬け(ガリ)&醤油漬けの作り方

調理時間 15
*味が染みこむまで半日程度漬け込むのがおすすめです
郡山で小さな料理屋「手料理嘉文」を営んでいる和食料理人よしふみチャンネルです。プロの料理人がお店のレシピや家庭で役立つ料理のコツなどを配信しています。
今回は、新生姜を使って簡単に作れる漬物を2種類紹介します。
皮が柔らかい新生姜は、そのまま味噌を付けて食べても美味しいものです。
生姜は皮の付近が香りが強く、栄養も多いと言われています。
皮付きのまま新生姜の美味しさをまるごといただきましょう。

材料(2人分)

・新しょうがはツヤがあり、茎の部分がきれいな紅色のものを選んでください。
鮮度が落ちていると紅色の部分が色あせてきます。

・お酢は純米酢を使っていますが、使うお酢の種類によって味わいが変わります。穀物酢など、お好みのお酢で試してみてください。

コツ・ポイント

  1. 新しょうがはなるべく薄く、均等にスライスすると口当たりが良くなります。
  2. 味の入りを良くするため、新しょうがは湯通ししてから漬け込みましょう。
  3. 湯通しした後に軽く塩を振っておくと、味が引き締まって美味しく仕上がります。

作り方

1.新しょうがをスライスする

新しょうがを薄切りにする

Photo by 和食料理人よしふみチャンネル

洗った新しょうがを皮付きのまま、厚さ1ミリの薄切りにします。 新しょうがは皮が薄くみずみずしいので、皮ごと美味しくいただけます。
新しょうがをスライサーにかける

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スライサーがあると、厚みを均一にできるので便利です。 スライスできなくなった部分は包丁でスライスします。 最後までスライサーを使おうとすると怪我しやすいのでご注意を! 【ピンク色に仕上げるには?】 茎の紅色の部分を切り取ると白く、残すとピンク色に仕上がります。 ピンク色にしたいときは、茎の部分を茹ですぎると色素(アントシアニン)が水に流れ出てしまうため茹ですぎに注意してください。

2.新しょうがを湯通しする

画像の説明

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新しょうがは一度さっと湯にくぐらせ、湯通ししてから漬け込んでいきます。 鍋に湯を沸かし、沸騰したお湯に新しょうがを入れます。

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10秒ほどでザルに上げていきます。 一度に大量に入れるとお湯の温度が下がるので、少しずつ湯通しするときれいに仕上がります。 【湯通しする理由は?】 湯通しすることで表面を殺菌し、また熱をさっと加えることで浸透圧が高まり、甘酢や醤油の味の入りが良くなります。 茹ですぎるとしょうがの食感がなくなるので、湯通し時間はさっと10秒ほどを目安にしましょう。

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ザルに上げたらなるべく重ならないように広げ、熱いうちに塩をまんべんなく薄く振りかけます。 粗熱が取れるまでこのまま冷ましておきます。 【塩を振る理由は?】 塩気を付ける、浸透圧によって旨味を引き出す、味を引き締めるなどの効果があります。 しょうがを甘酢に漬けるだけでは味がぼけてしまいますが、塩を振ると味が引き締まって美味しく仕上がりますよ。

3.漬け地を作る

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甘酢を作ります。 鍋に分量の水、酢、砂糖を入れて火にかけ、軽く煮立たせたら火を止めて冷ましておきます。 【甘酢の味を調整するには?】 まろやかに仕上げたい場合は、水、酢、砂糖を混ぜてから火にかけます。 酢を効かせたい場合は、はじめに水と砂糖を沸騰させ、火を止めてから酢を加えると酸味がガツンとくる甘酢に仕上がります。 お好みで作ってみてください。

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醤油漬けの漬け地を作ります。 鍋に分量の醤油、みりんを入れて火にかけます。 沸騰しかけたら火を止めてアルコールを飛ばし、冷ましておきます。

4.漬け込む

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密閉できる容器2つに新しょうがを分けて入れ、それぞれに冷ました漬け地を注ぎ入れて漬け込みます。 漬け汁が少ない時はビニール袋などで漬け込んでも大丈夫です。

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すぐ食べられますが、半日程度漬け込んでおくと味が染みて美味しくなります。

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こちらは半日ほど漬け込んだ状態です。
醤油漬けはそのままごはんのお供になりますし、お茶漬けにもよく合います。
甘酢漬け(ガリ)は味の濃い料理の付け合わせやお茶請けに。また、刻んでごはんに混ぜれば、即席の寿司飯になります。稲荷などに入れると美味しいですよ。(甘く感じる場合は、塩を少し混ぜてください。)
今回は新しょうがの漬物の作り方をご紹介しました。
このほかにも旬の食材を使ったレシピ動画をYouTubeで配信しています。

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