3. トマトピューレーとパスタを入れて炒め煮をする

Photo by akiyon

フライパンに分量のトマトピューレーを加えて、軽く炒め合わせます。その上に分量のスパゲッティを硬いまま並べて、中火で炒め煮をします。

スパゲッティがフライパンからはみ出しても、心配はご無用。筆者もずいぶんはみ出しましたが、水分を吸ったパスタがしだいにやわらかくなって無事収まりました。

チリチリと音がして水分が少なくなってきたら、弱火でパスタをあまり動かさずに、じっくりとおこげを作っていきます。火力が強すぎると焦げすぎてしまうので、注意しましょう。

4. 焦げめがついたらひっくり返す

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途中でパスタの焼け具合をチェックし、焦げめがついてきたらひっくり返します。反対側にも焦げめをつけていくので、できるだけまんべんなくフライパン底に当たるよう並べましょう。

5. トマトだしを加えて炒め煮をする

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ここでいよいよ、1で作ったトマトだしの登場!パスタがしっかりと浸かるくらいの量を加えます。

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沸騰するまでは強火、そのあとは中火で煮込みます。

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水分が少なくなってきたら弱火にして、できるだけ動かさずにじっくりと焦げめをつけましょう。この時点でパスタの味見をすると、まだ硬くてアルデンテ(麺の中心に髪の毛1本ほどの芯を残したゆで具合)とまではいかないようです。

6. アルデンテになるまでトマトだしを足して炒め煮をする

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もう一度トマトだしをパスタが浸るまで加えて、パスタの硬さがアルデンテになるまで炒め煮をします。パスタのゆで時間どおりにはいかないので、味見をしつつトマトだしを継ぎ足ししながら仕上げます。

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水分がしっかりと飛んで、またおいしそうな焦げめがついてきましたよ。フライパンにくっついた部分をヘラでこそげ取りながら、混ぜ合わせます。

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汁気がしっかり飛んで、パスタがアルデンテになっていたら完成です♪

ありえないほど旨みが深い!パスタの芯まで味が染みて絶品

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できあがった「暗殺者のパスタ」は、濃いトマト色に染まってもったりとした質感。さっそくいただいてみると、まずその芳ばしさに驚かされます。想像以上に独特です。

パスタの芯まで濃厚なトマト味が染み込み、旨みが深い!塩も少量使っただけ、コンソメも加えていないのに味わい深くて、トマト特有の酸味や唐辛子のピリっとした辛みがアクセントになっていますね。

とにかく、こんなに濃厚なトマトパスタは初めて。作り方が斬新なうえに、味わいも今まで体験したことのない仕上がり。パスタのほかの具材がいっさい入っていませんが、食べ終わると満足感でいっぱい。わんぱくに食べたので、口のまわりもトマトソースでいっぱい……!

時間があるときにじっくりと作りたいひと品

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「暗殺者のパスタ」は、これまでのパスタ料理の概念を覆すような斬新な作り方が持ち味。はじめはとてもむずかしそうに感じましたが、実際に作ってみると思ったよりも簡単。とにかく焦げめを作る、トマトだしを加えるということを繰り返すのみなんですね。

時間はかかりますが、それだけの価値がある味わい。ぜひみなさんも時間にゆとりがあるときにチャレンジしてみてくださいね♪

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※本記事は個人の感想に基づいたもので、感じ方には個人差があります。
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