丁寧に水洗いしてからゆでる

塩揉みの塩が残ってしまうと、なにを作っても塩辛くなってしまいます。丁寧に塩を洗い流してからゆでるようにしてください。

生だこの下処理方法

1.水洗いする

ボウルに入ったたこに流水をかけている

Photo by 薮内恵美

流水で水洗いします。このとき、吸盤の汚れもしっかり洗い落としましょう。

2.塩でもみ洗いする

たこに塩をかけたところ

Photo by 薮内恵美

水気を切った生だこをボウルに入れ、多めの塩を加えます。表面が隠れる程度の塩(100g前後の重量の生だこに対し、大さじ1杯程度)が目安です。
塩をかけたたこを手で揉む様子

Photo by 薮内恵美

手でやさしく、塩がなじんで泡っぽくなるように揉みこみ、吸盤部分は親指でなでるように塩をすりこんでしっかりと洗います。汚れやぬめりが出て、水気となじんだ塩が色づくまで、全体をやさしくもみ洗いしてください。指で触ってみて、表面のヌメりが取れてキュキュッとしてきたらOKです。
揉みこんだあとのたこ

Photo by 薮内恵美

汚れやぬめりが出て、水気となじんだ塩が色づくまで、全体をやさしくもみ洗いしてください。

3.水洗いする

ボウルのたこに流水をかける様子

Photo by 薮内恵美

流水で塩を落とすように洗います。
水使ったたこを手で洗う様子

Photo by 薮内恵美

流水をボウルに貯めながら揉み洗い。水の色が濁らなくなるまで洗いましょう。
親指でたこを揉む様子

Photo by 薮内恵美

吸盤部分に汚れが残らないよう、親指でしっかり洗います。

4.余分な皮を切り落とす

たこの水気を拭き取る様子

Photo by 薮内恵美

水気をふき取ります。
たこに包丁を入れている

Photo by 薮内恵美

吸盤を上にし、下に皮を引っ張るように伸ばしたら、引っ張った皮と身のすれすれのところに包丁を入れて切り落とします。

5.ゆでる

湯を張った鍋の上でたこをつまんでいる

Photo by 薮内恵美

大きめの鍋にたっぷりの湯をわかし、たこを入れます。
湯立った鍋にたこが沈んでいる

Photo by 薮内恵美

ゆでる時間は、100g程度の生だこで2分ほど。 2分ほどでゆで汁の色が変わってきます。中はレアで、すぐに食べるときに場合に適したゆで加減です。冷凍保存などするときは5~6分しっかりとゆでましょう。

6.氷水で締める

氷水に沈んだたこの足

Photo by 薮内恵美

ゆで上がったたこを取り出し、すぐに氷水に入れて締めます。
たこの水気を取る様子

Photo by 薮内恵美

水気をふき取ってお好みの大きさに切って食べましょう。

下処理後のたこで作るおすすめレシピ3選

1. たこぶつガーリック

ゆでたたこをぶつ切りにし、乱切りにしたきゅうり、めんつゆ、ガーリックパウターで和えるだけのスピードレシピ!ビールや日本酒でさっと1杯飲みたいときにおすすめです。

2. たことじゃがいものアンチョビガーリック炒め

サイコロ状に切ってレンジ加熱したじゃがいもを刻んだアンチョビとおろしにんにくで香りづけした油でカリッと炒め、ぶつ切りにしたゆでたたこを加えて塩こしょうで味をととのえてさっと炒めるひと品。白ワインが飲みたくなります!

3. たこのアラビアータ

水煮のトマト缶で作るトマトソースにぶつ切りにしたゆでたたこを加え、パスタとからめてできあがり!たこは加熱しすぎないように最後に加えてプリッとした食感を残すのがポイント。辛みを抑えれば、子どものランチにもおすすめです。

風味豊かで食感のあるたこを食卓に。

新鮮な生だこを一から下処理すれば、ゆでた状態で買ったたことは次元の違う豊かな風味を楽しめます。ぜひこの機会に生だこの下処理を覚えて、新鮮なたこの味わいとおいしいたこレシピを楽しんでくださいね。

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