形・色

ヒラメはその名の通り、平らな形が特徴の魚です。漢字では「」や「平目」と記します。体長は70cm~1mほどで、10kgにもなる大きいなヒラメを「座布団」と呼ぶ地域もありますよ。

色は黒っぽい茶色や薄い茶褐色が多く、丸いまだら模様があるのが特徴。カレイと同じく、環境によって色を変えることができます。

生息域

沖縄県を除く日本各地の沿岸に生息しています。夜行性で、昼間は水深20~200mの海底に隠れているのが特徴。また、ヒラメは養殖が盛んにおこなわれています。主に大分県鹿児島県愛媛県で生産されていますよ。

種類

日本の近海で数十種以上いるとされています。なお、ムニエルで知られる舌平(シタビラメ)は、カレイ目ウシノシタ科に分類され、ヒラメとは種類が異なります。

カレイとヒラメを見分けるふたつのポイント

1. 目の位置

左ヒラメに右カレイ」という言葉を聞いたことがありませんか?一般的に、腹を手前に置いたときに頭が左を向くものがヒラメ、右を向くものをカレイと見分けています。簡単に区別するために使われるようになった言い回しなんですよ。

例外も!

とはいえ、すべてが上記に当てはまるわけではありません。たとえば、ヌマガレイというカレイ目カレイ科の魚は頭が左にあります。また、アラメガレイテンジクガレイのように名前に「カレイ」とあるのにも関わらず、ヒラメ科の魚もいるんです。
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