2. 口の大きさ

目の位置で見分けるのがむずかしいときは、口の大きさを比べましょう。カレイは海底にいるゴカイやイソメといった底生動物や小魚などを食べるため、口が小さいです。

一方、ヒラメは魚類や甲殻類などを食べるため、口が大きく歯が鋭いのが特徴です。

すぐに違いが分かるので、迷ったときは口の大きさで確認するのもひとつの方法です。

ほかにもある!カレイとヒラメの違い

※画像はイメージです

味や調理法の違い

生態が異なるカレイとヒラメは、味にも違いがあります。カレイは海底に隠れてじっとしていることが多いため、脂がのっています。身がふっくらとやわらかいため、煮付けやフライに最適です。

ヒラメは魚やいかなどを捕食するため、活発に動き回ります。そのため、身が引き締まっているのが特徴。カレイにくらべるとさっぱりと淡泊な味わいで、刺身や寿司など生食用に多く利用されています。

値段の違い

一般的に、ヒラメのほうが漁獲量が少ないため、値段が高い傾向にあります。ただし、北海道や東北地方で獲れるマツカワガレイのように、カレイのなかでも高級とされるものもありますし、養殖のヒラメは比較的お手頃価格で流通することもあるため、一概には判断できません。

栄養素の違い

カレイとヒラメは、栄養素にも違いがあります。カレイは、カルシウムの含有量がヒラメの約2倍。骨を丈夫にするはたらきが期待できるビタミンDは、カレイのほうが約4倍も多く含まれています。

カロリーは真ガレイ100gあたりが89kcal、同量のヒラメは96kcalでそれほど大きな差はありません。(※1,2,3)

白身が絶品♪ カレイとヒラメの人気レシピ4選

1. カレイの煮付け

Photo by macaroni

カレイの定番料理のひとつが煮付け。身がやわらかいため、鍋で煮ると崩れてしまうのが心配……という方は、レンジ調理がおすすめです。すりおろししょうが入りの調味料をかけてレンジ加熱したら、そのまま放置して余熱で火を通しましょう。
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