ライター : macaroni 編集部

油淋鶏とはどのような料理?記事のまとめ

  1. 油淋鶏は、揚げた鶏肉に甘酸っぱい香味タレをかけた中国料理
  2. 日本の油淋鶏と中国の油淋鶏には少し違いがある

油淋鶏(ユーリンチー)とは?

Photo by macaroni

中国生まれの料理「油淋鶏」(読み方:ユーリンチー)。衣をつけて揚げた鶏肉に、刻んだ長ねぎの入った甘酸っぱいタレをかけた料理です。

じつは油淋鶏は、日本で独自の進化を遂げた中華料理のひとつ。日本式と中国式には少し違いがあるんですよ。この記事では、油淋鶏とはどのような料理なのか、本場中国との違いを含めて詳しく紹介します。

油淋鶏の「油淋」の意味

中国語で「油淋」は、油をかけながら揚げる料理を意味します。本場中国では、骨付きの鶏をゆでて乾かしたあと、皮がパリッとするまで素揚げして作るのが一般的。中国には鶏肉ではなく魚を使った「油淋魚(ユーリンユイ)」という料理もあるんですよ。

唐揚げとの違いは?

唐揚げは肉に限らず、魚や野菜などに下味をつけて、小麦粉や片栗粉をまぶして揚げた料理です。

一方油淋鶏は、揚げた鶏に刻みネギと甘酸っぱいタレをかけるのが特徴的。唐揚げは「下味をつけてから揚げる」油淋鶏は「揚げたあと香味ダレをかける」という点が異なります。

油淋鶏に使用する鶏肉の部位は?

日本では、油淋鶏には鶏もも肉を使用するのが主流です。ただしレシピによってはむね肉を使う場合もあり、厳密な決まりはありませんよ。鶏もも肉を使うとジューシーな味わいに、むね肉を使うとさっぱりと仕上がるのがるので、好みに合わせて選ぶのがおすすめです。

なお油淋鶏は唐揚げとは違い、一枚肉を切らずに揚げるのが一般的。鶏肉が分厚い場合は、観音開きにしたり切れ目を入れたりして火を通りやすくしましょう。

本場中国では衣がついてない?

日本で見かける油淋鶏は衣が付いているものがほとんどですが、本場中国では衣を付けず素揚げするのが主流。また中国式の作り方はいろいろありますが、ゆでた骨付きの鶏肉を使用し、油をかけながら揚げて皮をパリパリにするのが一般的です。

なお中国も日本も味付けに香味ダレをかけるのは共通しています。ただし日本は甘酸っぱいタレなのに対し、中国の香味ダレは甘さが控えめですよ。

中国の油淋鶏と日本式の違いまとめ

比較項目中国日本
使用する鶏肉骨付きの鶏肉、丸鶏が主流鶏もも肉が主流
調理法油をかけながら素揚げする衣をつけて揚げてカットする
味付け甘さ控えめの香味ダレ甘酸っぱい香味ダレ
※中国式の油淋鶏は一例であり、さまざまな作り方があります。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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大満足のおいしさ。 定番料理にしたい。
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