ライター : てらこ

フード好きライター

そうめんをおいしくする方法とは?

※画像はイメージです
夏の風物詩のひとつ、そうめん。高級なものから手頃な価格で買えるものまで、種類もさまざまですよね。そんななか、SNSやテレビでは、安いそうめんをおいしく調理する方法が続々と取り上げられ、話題になっています。

この記事では、どれほど味わいが変化するのかを検証するため、特に注目を集めている3つの方法を実践!もっともおいしく仕上がるのは一体どの方法なのでしょうか?

ゆで方で味が変わる!? 今回実践する方法は3種類

Photo by てらこ

今回試すのは3つの方法。すべて “ゆでるお湯に○○を入れる” だけのお手軽なレシピで、使う材料は「お酢」「梅干し」「重曹」の3種類です。

1. お酢を入れる

Photo by てらこ

最初に試すのは、水1Lに対してお酢を小さじ2杯入れる方法。今回は2Lのお湯でそうめんをゆでるため、小さじ4杯のお酢を使用します。

お酢を入れることでそうめんがおいしくなると言われている理由は、麺に含まれるたんぱく質のグルテンの性質によるもの。グルテンは酸性の条件下では粘り気が増すため、お酢によって弱酸性になったお湯でゆでると、麺がやわらかな食感に仕上がるとされています。

また、ゆで上がった麺をたっぷりの氷水で洗うのも、そうめんをおいしく味わうためのポイントです。冷たい水で素早く洗うことで麺をしっかりと引き締められるため、今回の検証ではすべての方法で実践しています♪(※1,2)

2. 梅干しを入れる

Photo by てらこ

続いては、水に梅干しを入れる方法にチャレンジ。使う水の量にかかわらず、鍋に梅干しをひと粒入れてからお湯を沸かします。計量スプーンを使う必要がないため、個人的にはこの方法が一番簡単だと感じました。

テレビでも取り上げられた有名な裏ワザで、麺がおいしくなる原理はお酢と同様。梅干しによってお湯が弱酸性になるため、麺がもちっとした食感になるそうです。(※1,2)
詳しい記事はこちら▼

3. 重曹を入れる

Photo by てらこ

最後に試すのは、水に重曹を入れる方法。水1Lに対して大さじ1杯の重曹を入れ、お湯が沸騰したら、パッケージに記載してある時間通りにそうめんをゆでましょう。

重曹は弱いアルカリ性ですが、お酢や梅干しと同じく、麺がおいしくなる理由はグルテンが変性するため。

弱アルカリ性のお湯でゆでると、グルテンを構成するたんぱく質どうしの結合が強くなるため、歯ごたえのある麺に仕上がるようですよ♪(※1,2)

※沸騰したお湯に入れるのは危険なため、必ず水の状態で入れてください。

総評!一番おいしくなるのは「重曹」

順位アイテム弾力歯ごたえのどごし
1位重曹554
2位お酢434
3位梅干し332
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ