桃アレルギーは何科を受診すれば良いか

桃アレルギーの症状が出た場合、アレルギー疾患に関わる複数の診療科が受診の窓口となります。皮膚科のほか、耳鼻咽喉科や小児科、内科、総合診療科などです。

ただしアレルギーを専門としているか否かはクリニックによって異なります。事前にホームページでアレルギーに関する記載があるかを調べてから受診してはいかがでしょうか。

桃アレルギーの検査方法・対処法

桃アレルギー症状で病院を受診すると、問診や血液検査、皮膚の検査などが行われます。アレルギーの原因物質を絞り込むには、食べたものの種類や、ほかのアレルギーについての問診が必要です。また、花粉症についても検査がおこなわれます。

花粉―食物アレルギー症候群の正確な診断には「アレルゲンコンポーネント検査」が必要ですが、桃に対するアレルゲンコンポーネント検査は一般的ではありません。問診や血液検査から診断されることが多いです。

桃アレルギーの治療では、アレルギーを起こす桃を避けるのが第一となります。

桃アレルギーの完治はむずかしい

前述したように、桃をはじめとする食物アレルギーの治療については、アレルギーを起こす物質を避けることが第一です。薬を飲んでアレルギーを治すのは一般的ではありません。桃アレルギーは「治す」というより、「上手にお付き合いしていく」と言ったほうがしっくりくるかもしれません。

アレルギーが出たときの桃の食べ方

桃アレルギーでは、少量の摂取でもアレルギー反応やアナフィラキシーを起こすおそれが。桃アレルギーだと診断されている方は、桃をまったく食べないほうがよいでしょう。

ただし、花粉―食物アレルギーにより桃アレルギーが起きている方は、症状を引き起こさない程度なら桃を食べられる場合があります。主治医とよく相談しましょう。

桃を加熱すればアレルギーは出ない?

一般的に花粉―食物アレルギー症候群では、食物を加熱するとアレルギーを起こしにくくなります。しかし、加熱処理をしてもアレルギーを引き起こす場合もあり、必ずしも安全とは言い切れません。過去に加熱された桃を食べて症状が出たかどうかは、ひとつの目安になります。

なお、加熱した桃を食べられるか確かめるために、試しに食べることは避けてくださいね。アナフィラキシーの危険があります。

桃入りの加工品にも注意が必要?

桃の加工品であれば問題ない場合もありますが、すべてのアレルギーを予測することは困難です。疑わしいと思ったら、桃の加工品も避けるのが無難と言えるでしょう。

桃の加工食品やコンポート、ジャム、缶詰などを今まで食べられていたか、ご自身の経験から判断することが大切です。
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