ライター : 佐久間愛子

管理栄養士/糖尿病療養指導士/Webライター

バナナには健康によい効果がある?

バナナは糖質が高いイメージがありますよね。確かに、100gあたりのバナナの糖質は21.4gであり、決して低いとはいえません。しかし、バナナの栄養価は高く、食物繊維やビタミン、ミネラルも多く含まれています

皮をむくだけで食べられる手軽さもあいまって、朝食やおやつなどさまざまな場面で使いやすいのもよいですね。そんなバナナを食べるメリットを具体的に見ていきましょう。(※1)

バナナの効果効能

効果効能

  1. エネルギー源になる「糖質」
  2. 便秘対策に役立つ「食物繊維」
  3. むくみ対策に役立つ「カリウム」
  4. 抗酸化作用がある「ポリフェノール」
  5. エネルギ―代謝を助ける「ビタミンB群」

エネルギー源になる「糖質」

バナナの糖質は1本あたり19.3gなので、糖質の補給に適しています。糖質は体を動かしたり、体温を維持したりするのに必要なエネルギーになります

特に脳ではブドウ糖のみがエネルギー源とされているため、糖質の不足は判断力や注意力の低下につながることも。しかし、糖質を過剰に摂ると中性脂肪として蓄えられてしまうので、適量を意識できるとよいですね。(※1,2,3)

便秘対策に役立つ「食物繊維」

バナナに含まれる食物繊維は便通を整えるのに役立ちます。バナナには不溶性食物繊維が豊富です。不溶性食物繊維は、便の容積を増やすことで大腸を刺激し、排便をスムーズにする作用があります。

さらに、バナナには善玉菌を活発にするオリゴ糖も含まれているんです。バナナは、腸内環境を整えるのを助ける食物繊維とオリゴ糖が兼ね備わっていますよ。(※1,4,5)

むくみ対策に役立つ「カリウム」

カリウムは、食塩の摂り過ぎによるむくみ対策に役立ちます。カリウムには体内の余分なナトリウム(食塩)を排出するはたらきがあるためです。

そんなカリウムを、バナナは1本あたり324mg含んでいます。現在の日本では、全年代が一日の目標量に達していないとされているので、バナナで補ってみてはいかがでしょうか?(※1,3,6)

抗酸化作用がある「ポリフェノール」

バナナにもポリフェノールがあることはご存知ですか?ポリフェノールは強い抗酸化作用があり、老化やしみ、シワの原因となる活性酸素を取り除く作用があります。

熟したバナナほどポリフェノールの含有量が多いとされていますので、皮に茶色い斑点が出たころに食べるのがおすすめです。(※7,8)
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