ライター : さかたそのか

管理栄養士/食生活アドバイザー/フードライター

いかに豊富な栄養と効果効能6つ

肝臓や目のはたらきを助ける「タウリン」

いかはタウリンという栄養素を豊富に含んでいます。タウリンは、たんぱく質の構成成分であるアミノ酸に似た物質で、肝臓のはたらきを活発にする作用があります。肝臓の解毒能力を強化してくれるため、アルコールを飲む方にもおすすめの栄養素です。

そのほかにも、目の健康を維持してくれたり、血液中のコレステロールや中性脂肪を減らしたりする作用があります。(※1,2)

筋肉作りに欠かせない「たんぱく質」

いか100gあたりには、17.9gのたんぱく質が含まれています。たんぱく質は、筋肉や臓器などの構成成分であり、ホルモンや酵素抗体として身体を調節する機能もあります。体力や免疫力を下げないために毎食しっかり摂りたい栄養素です。

スポーツや筋トレなど、全身を動かすために必要な栄養素なので、筋肉作りをしたい方にもおすすめです。(※3,4,5)

口内炎対策に役立つ「ナイアシン」

いか100gあたりには、4.0mgのナイアシンが含まれています。ナイアシンはビタミンB群の一種で、糖質・脂質・たんぱく質からエネルギーを作る過程を補助する作用があります。

また、皮ふや粘膜の健康維持を助ける役割も担っているため、口内炎が気になる方におすすめの栄養素です。(※3,6,7)

コレステロール値を下げる「DHA」

いか100gあたりには、130mgのDHA(ドコサヘキサエン酸)が含まれています。

DHAは青魚に多く含まれる不飽和脂肪酸の一種であり、血液中の脂質のバランスを整える作用があります。具体的には、血圧を下げたり、悪玉コレステロールを減らしたりするなどのはたらきがあります。(※3,8,9)

血液の流れをよくする「EPA」

いか100gあたりには、43mgのEPA(エイコサペンタエン酸)が含まれています。

EPAは、血管や血液の健康を維持するために重要な栄養素です。血液の流れをよくする、中性脂肪値を下げる、血管年齢を若く保つなどさまざまな作用があります。また、最近では炎症を抑えるはたらきも注目されています。(※3,10)
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