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いかの栄養を効率よく摂れる食べ方

刺身で食べる

いかに豊富に含まれているDHAやEPAは、酸化しやすく加熱に弱い特徴があります。また、肝臓のはたらきを活発にするタウリンは水溶性のため水によく溶けます。DHA・EPA・タウリンなどの栄養素をムダなくに摂取するためには、刺身で食べる方法がおすすめです。(※17,18,19)

皮つきのまま調理する

いかの皮にはコラーゲンが豊富に含まれているため、皮つきのまま食べることで効率よくコラーゲンを摂ることができます。コラーゲンはたんぱく質の一種で、肌のハリに関与している栄養素です。

皮と身の間に水分があるため、調理の際は油はねの可能性があるフライは避け、煮物や炒め物がおすすめです。(※19,20)

いかの上手な保存方法

いかは、さばいたあとに冷凍保存するのがおすすめです。傷みやすいワタや軟骨、墨袋、くちばしなどをきれいに取り除くことがポイント。よく洗って水分をしっかりとふき取り保存することで、おいしく冷凍できます。

いかは魚介類のなかでも、冷凍により味やテクスチャーが劣化しにくい食材といわれています。ほぼ生に近い状態で保存ができることもメリットのひとつですね。(※17,21)

管理栄養士が答える!いかの栄養に関するQ&A

Q. 冷凍いかにも栄養はある?

冷凍しても栄養価は変わりません。魚介類のなかでも種類によっては、保存中にたんぱく質が変性したり、肉質が変わってしまう場合があります。しかし、いかの場合はたんぱく質の栄養価にも変化はありませんし、肉質も太く緻密な構造のため変化を受けにくいです。

また、腐敗や食中毒の原因になる細菌は、低温状態では活動できません。冷凍いかはおいしさも栄養もそのままに楽しむことができます。(※17,22)

Q. あたりめやさきいかにも栄養はある?

あたりめやさきいかの場合、水分が生のときの約80%から20%ほどに減ります。そのため、生のいかに比べて100gあたりに含まれる栄養素は多くなります。また、さきいかの場合は砂糖やしょうゆなどの調味料が加えられるため、糖質やナトリウム(塩分)が高くなります。

またあたりめやさきいかは歯応えがよく、生のいかよりも消化しづらい印象がありますが、大差はありません。(※3,17)
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