Q. いかの栄養は加熱すると変化する?

いかに含まれるDHAやEPAは、調理法によっては流れ出やすい栄養素です。加熱調理では、焼き魚で約2割、揚げ魚で約5割が流れ出てしまいます。

これは、魚に含まれるDHAやEPAが、調理に使用する油と組成が似ているため。魚の中の油と調理油の間で交換がおこなわれるためです。DHAやEPAを逃さぬよう、揚げる調理法は避けたほうが良いでしょう。(※23)

Q. いかを食べすぎるとどんなデメリットがある?

いかを食べすぎると、プリン体の摂りすぎにより痛風になる可能性があります。痛風とは、プリン体が分解されてできる尿酸が体内に溜まって結晶となり、関節や皮膚に痛みを引き起こす病気です。

プリン体の摂取目安量などは明確に決められていませんが、高尿酸血症・痛風の治療ガイドラインでは、プリン体の一日の摂取量の目安は400mg以下です。リスクのある方は医師に相談しながら食べるようにしてくださいね。(※13,24)

管理栄養士が選ぶ!いかの栄養を無駄なく摂れるレシピ5選

1. 冷めてもおいしい♪ いかの煮付け

Photo by macaroni

和食の定番料理である煮付けは、いかを皮付きのまま食べられる、3ステップの簡単レシピです。皮に多く含まれるコラーゲンのほかにも、煮汁ごといただくことで煮汁に溶け出したタウリンも効率よく摂ることができます。(※17,18,19)

2. コチジャンで!生いかの韓国風カルパッチョ

ピリッとした辛味と、ごま油の香ばしい風味がアクセントのカルパッチョのレシピです。韓国風の味付けで白いごはんにはもちろんのこと、おつまみとしてもおすすめのひと品。生のいかを使用するため、加熱に弱いDHA・EPAといった栄養素をムダなく摂れるのも魅力です。(※23)

3. おうちで簡単!香ばししょうゆのぷりっといか焼き

Photo by macaroni

タレに漬け込んだいかを香ばしく焼くこちらのレシピは、おつまみにもピッタリ。屋台に売っているいか焼きが、おうちでも簡単に作れます♪ 皮ごと調理しているため、コラーゲンをムダなく摂れることも魅力です。(※19)

4. 時短が魅力♪ いかのトマトカレー

こちらのレシピは肉の代わりにいかを使用するカレーのレシピです。いかは火の通りが早く、肉を使うよりも短時間で調理が可能です。コラーゲン豊富ないかの皮、タウリンが溶け出したルーごと食べられるので、栄養素を効率よく摂ることができます。(※19)
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