ライター : macaroni 編集部

だしと旨味がしみっしみの肉豆腐定食【炊飯器でパパッと同時めし #1】

Photo by macaroni

何かと慌ただしい3月、とくに月曜日はただでさえ忙しいのでごはん作りはラクにしたいですよね。でも手抜きはせず、一汁三菜きちんと取りたいという人も多いはず。

そこで、3月の月曜日は4回にわたり5ツ星お米マイスターの澁谷梨絵さんに、炊飯器ひとつでごはんとおかずを同時に作るレシピを教わります。炊飯器ひとつで主菜や丼ものを作る方法はあるものの、一発調理というのはかなり画期的です。

5ツ星お米マイスター、ごはんソムリエ、雑穀エキスパートなどお米にまつわる6つのプロフェッショナル資格を持つ澁谷梨絵さん。そんな澁谷さんが米屋として全国の田んぼを訪れ、白米とおかずを同時に作る調理法を編み出しました。ごはんもおかずもちゃんとおいしくできるのは、お米をこよなく愛す澁谷さんだからこそ思い付いたアイデアといえるでしょう。

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調理時間:10分(※炊飯時間を除く)

「この調理法では、研いだ米の上にクッキングシートを敷き、おかずの材料をのせて一気に炊きあげます。火加減を気にしなくていいので、仕込んでしまえばあとはでき上がりを待つだけ。リモートワーク中のごはん作りに重宝しますし、ご年配の方やお子さんでも簡単にできると思います。

第1回は、味しみ抜群の肉豆腐定食をご紹介します。早炊きモードでもいいですが、この肉豆腐は通常モードのほうがグッと染みておすすめです」

簡単さはもちろん、白いごはんはふっくら、肉豆腐はしっかり味しみと、まさにいいことづくし!スイッチを入れたら火加減を確認する必要がなく洗いものも少なくてすむので、調理から後片付けまで手軽で一石二鳥ですよ。

材料(2人分)

・豚バラ肉(薄切り)…… 150g
・木綿豆腐……300g
・まいたけ……1パック
・長ねぎ……1本(100g)
・米……2合
a. しょうゆ……大さじ4杯
a. 砂糖……大さじ2杯
a. みりん……大さじ1杯
a. だしの素……小さじ1杯

下ごしらえ

・炊飯器に米と水をセットして、水大さじ2杯を加える
・浸水した米の上にクッキングシートを2枚敷き込む
(a)をすべて混ぜる

「ごはんを炊くときに水大さじ2杯を加えるわけは、お米がふっくらやわらかに仕上がるから。もしあれば水の代わりに、氷を2かけ入れるのもおすすめです。低い温度からお米を炊くとよりおいしくなりますよ」

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クッキングシートは具材を包めるよう、両端それぞれを長さ5cmずつ残して切ります。2枚重ねれば十分ですが、3枚重ねるとより頑丈でこぼれにくいため取り出すときに安心です。

「クッキングシートは安価なものでいいです。2枚で心もとないときは3枚にしてこぼれないようにし、やけどにはくれぐれも注意してくださいね」

作り方

1. 具材を切る

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まいたけは根元の硬い部分があれば切り落とし、食べやすい大きさに手でほぐします。木綿豆腐は12等分にし、長ねぎは幅5mmほどの斜め切りにします。豚バラ肉はひと口大に切ります。

「肉は牛肉や鶏肉でもいいですよ。まいたけがなければ、ほかのきのこでも大丈夫です。あるものを使って作ってみてください」

2. 具材をのせる

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クッキングペーパーの上に、木綿豆腐、豚バラ肉、長ねぎ、まいたけを順に敷き詰めます。

「豆腐を一番下にすると、調味液や具材の旨味の染み込みがよくなり、いっそうおいしく仕上がります」

3. 調味料をかける

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具材に味がいきわたるよう、全体に(a)を回しかけます。

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