ライター : Uli

webライター

ふわふわ。昔ながらのコッペパン

Photo by Uli

調理時間 180
ふんわりやわらかい、素朴でなつかしい味わいのコッペパンです。ほんのり甘くてクセがないため、幅広い食べ方を楽しめます。まずは焼きたてのふわふわ食感を堪能してから、ジャムやバター、具材を挟んでお楽しみください。

材料(小さめ6個分)

Photo by Uli

※室内の湿度が60%以上ある場合は牛乳の量を少なめにしてください。室温の高い夏場は水を、寒い冬場はぬるま湯を使用します。

下準備

牛乳とぬるま湯を混ぜておく

作り方

1.バター以外の材料を混ぜる

生地の材料をスプーンで混ぜてまとめる様子

Photo by Uli

強力粉、砂糖、塩、ドライイーストをボウルに入れて混ぜます。粉が混ざったら、牛乳とぬるま湯を注ぎ入れ、生地がざっくりまとまるまで混ぜます。

2.台の上でこねる

生地を台の上でこねる様子

Photo by Uli

台に生地を移します。生地を台にこすりつけるように10分ほどこね、なめらかな状態にします。生地の一部をゆっくり伸ばして、指の輪郭が見えるくらい薄く伸びるのが目安です。

3.バターを加えてこねる

生地に小さく切ったバターをのせる様子

Photo by Uli

バターを小さく切って加え、生地となじむまでこねます。1~2分こね続けているとバターが生地になじんでくるので、また生地を台にこすりつけるように5~10分こねます。生地を両手でゆっくり伸ばしたときに、指が透けて見えるくらい薄く膜ができたらこね上がりです。すぐに生地が千切れる場合はこね不足です。

4.一次発酵させる

まるめた生地が入っているガラス製のボウル

Photo by Uli

生地の表面が張るようにまるめ、閉じ目を下にしてボウルに入れます。ラップをかぶせて乾燥を防ぎ、生地が2倍程度になるまで室温に置いて発酵させます。25℃前後の室温で1時間から1時間半が目安です。小麦粉を中指にはたいて、生地の真ん中に差し込んで抜き、穴が塞がらなければ発酵完了です。

5.分割して休ませる

小さくまるめた生地に濡れ布巾をかぶせる様子

Photo by Uli

生地をボウルから取り出し、6等分(約60gずつ)に分割してまるめます。計量しながら分割すると便利です。まるめた生地にかたく絞った濡れ布巾をかけ、室温で10分休ませます。休ませることで成形作業がしやすくなります。

6.平らに伸ばす

平らにまるく伸ばした生地

Photo by Uli

生地がなるべく均一な厚さになるように、手のひらかめん棒でまるく伸ばします。待機中の生地は、乾燥しないように濡れ布巾をかけたままにしておきます。

7.3つ折りにする

生地を3つ折りにした様子

Photo by Uli

手前と奥から、生地が1/3になるように折りたたみます。手のひらか指先で、折り目をやさしく押してなじませます。

8.半分に折る

生地の閉じ目を指でつまむ様子

Photo by Uli

さらに細長い形になるよう半分に折り、閉じ目をしっかり指先でつまんで閉じます。先端までしっかり閉じます。

9.ころがして形をととのえる

細長い形の生地がのっている木製の作業台

Photo by Uli

ころがして形をととのえる

10.最終発酵させる

細長い生地を天板のせてオーブン内で発酵させる様子

Photo by Uli

クッキングシートを敷いた天板に、間隔をあけて閉じ目が下になるよう並べます。35℃で30~40分ほど、生地が1.5~2倍程度にふっくら膨らむまで発酵させます。生地の表面を指でやさしく押してすぐに離し、跡が薄く残る状態になれば発酵完了です。 ※オーブンの発酵機能がなければ、生地に触れないようにふんわりとラップをかぶせ、25℃前後の室温で1時間前後かけて発酵させます。

11.オーブンで焼く

オーブンでこんがり焼かれたコッペパン

Photo by Uli

生地の表面に、牛乳か溶き卵(分量外)をはけで塗り、180℃に予熱したオーブンで15分ほど焼いて完成です。上段と下段の両方で焼く場合は、焼き時間の途中で上下を入れ替えることで、焼きムラを最小限にすることができます。 ※牛乳を塗ると素朴な焼き色になり、溶き卵を塗るとツヤが出ます。牛乳や溶き卵を塗らない場合は、マットでやや控えめな焼き色がつきます。

コツ・ポイント

ふわふわに仕上げるコツ

しっかりこねるとふわふわ食感に仕上がります。生地を台にこすりつけてこねるときは、手のひら全体に体重をのせるようにしましょう。生地がしっかり伸びるようになるまでこねると、しっとりふわふわのコッペパンに仕上がります。こね台の下にすべり止めマットなどを敷いておくと作業がしやすいですよ。

底割れや横割れを防ぐには

成形するときにしっかり指で閉じ目をつまみ、閉じ目を真下にして天板に並べると、底割れを防ぐことができます。最終発酵が不十分な場合や、生地の表面が乾燥していることも、底割れや横割れの原因になります。最終発酵時の乾燥が心配であれば、お湯を入れた容器をオーブン庫内に置いたり、生地に触れないようにふんわりラップをかぶせたりしましょう。

編集部のおすすめ