ライター : 相羽 舞

管理栄養士

ビールのカロリーと糖質量

重量カロリー糖質量
ビール1缶350ml138kcal10.9g
中ジョッキ1杯320ml126kcal10.0g
中瓶ビール1本500ml197kcal15.6g
大瓶ビール1本633ml249kcal19.8g
(※1,2)
ビールのレギュラー缶1缶のカロリーは137kcal、糖質量は10.9gです。中ジョッキはレギュラー缶より少し少なめ。中瓶で約200kcal、大瓶では約250kcalです。当然ですが、飲む量が多くなるほど、カロリーや糖質量も高くなります。

ビールの種類別に比べると

カロリー糖質量
淡色ビール39kcal3.1g
黒ビール45kcal3.4g
スタウトビール63kcal4.7g
ノンアルコールビール5kcal1.2g
(※1)
ビールの種類別に100mlあたりでカロリーと糖質量を比較してみましょう。一般的なビールは「淡色ビール」で、100mlあたり39kcal、糖質量が3.1g。黒ビールは淡色ビールより少し高めで、黒ビールのなかでもアルコール分が高く、深みのあるスタウトは淡色ビールの1.6倍のカロリーがあります。

ノンアルコールビールはアルコール分が0.5%以下のビールテイスト飲料のため、カロリーや糖質量も大きく異なります。(※3,4)

ほかのお酒と比べると

カロリー糖質量
ビール39kcal3.1g
発泡酒44kcal3.6g
日本酒107kcal4.9g
赤ワイン68kcal1.5g
ウイスキー223kcal0g
焼酎140kcal0g
(※1)
ビールのカロリーや糖質量が高いのか、ほかのお酒と100mlあたりで比較してみましょう。比較してみると、このなかで一番低カロリーなのはビールであることがわかります。

反対にカロリーがもっとも高いのはウイスキーで、ビールと約184kcalも差があります。糖質量に関しては、日本酒がビールの約1.6倍程度。ウイスキーや焼酎は高カロリーですが、糖質量は0gですよ。

ダイエット中にビールを飲むときのポイント

ポイント

  1. 飲みすぎない
  2. 枝豆や冷奴など低カロリーなおつまみを選ぶ
ダイエット中はビールを飲みすぎないことが大切。レギュラー缶1缶では138kcal、糖質量は10.9gです。1缶では多く感じませんが、つい飲みすぎてしまわないようにあらかじめ飲む量を決めましょう。

ビールに合うおつまみといえば揚げ物ですが、ダイエット中はなるべく控えたいところ。低カロリーで高たんぱくな枝豆や豆腐などのおつまみを中心に選びましょう。(※1,2,5)

【Q&A】ビールを飲むと太る?

ビールを飲むと太るというイメージを持っている方も多いのでは?ビールは100mlあたり39kcal、350ml缶でも138kcalです。それに比べてごはん1杯(150g)のカロリーは234kcalなので、ビール1缶はごはん1杯よりも低カロリーなことがわかります。

ですが、ビールの原料であるホップや炭酸ガスにより食欲が増し、つい食べすぎてしまうおそれがありますよ。ビールを飲む際は、飲みすぎや食べすぎに注意しましょう。(※1,6,7,8)

【Q&A】ビールは一日にどのくらい飲んでいい?

厚生労働省が定める「健康日本21」によると、適切な飲酒量は「一日平均純アルコールで約20g程度」を目安にすると良いとされています。純アルコール量は、「酒の量(ml)×度数または%/100×0.8(比重)」で求められます。

具体的な量にすると、ビール500mlが純アルコール量20gに相当します。ですので、ビールは一日に中瓶1本かロング缶1本までを目安にするといいですよ。(※2,9)
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