7. 1週間ほど干す

Photo by 長曽我部 真未

10〜13℃程度の気温で、1週間天日干しをします。写真は干して2日目、3日目の様子です。3日経つと早くも色が濃くなってきます。

「気温が18℃を上回ると腐敗のおそれがあるので注意しましょう。温度さえしっかりと守れば、室内でも作ることができますよ」

Photo by 長曽我部 真未

干して4日目、5日目の様子がこちら。綺麗な黄金色に近づいてきました。干し始めよりひとまわり小さくなっています。

「実は、干して3~4日目くらいが一番おいしいんです。表面だけ乾いて、中はとろっとした半生に近い状態になります。長期保存には向きませんが、とってもおいしいのでぜひ味見してみてください」

Photo by 長曽我部 真未

6日目、干し上がりの様子がこちら。色がさらに濃くなり、おいしそうな黄金色になれば完成です。

「1週間以上干してしまうと少し硬くなってしまいますが、しっかりと水分が抜けて保存性は高まります。1週間程度で食べ切るのか、長期保存するのか。用途に合わせて調整してください。1枚ずつラップで包み冷凍保存すれば1年近くもちますよ」

干し芋のおすすめの食べ方とアレンジレシピ

ほっくりおいしい!干し芋の天ぷら

Photo by 長曽我部 真未

「干し芋は天ぷらにするととってもおいしいんです。外はサクッと、中はねっとり甘くおやつやおつまみにもぴったりです。長い時間揚げると硬くなってしまうので、短時間でカラッと揚げてください」

やさしい甘みを活かして。干し芋の赤ワイン煮

Photo by 長曽我部 真未

「赤ワインで煮て、コンポートのようにして食べてもおいしいですよ。少しだけ赤ワインが残ってしまったときや、硬くなった干し芋があるときによく作ります。元々の糖度がとても高いので、それを活かすようなアレンジがおすすめです」

作るなら今!究極の干し芋をお家で味わおう

お家でも気軽に作れる干し芋の作り方をご紹介しました。手順は至ってシンプルですが、おいしく仕上げるためのコツが随所に散りばめられていましたね。

「茨城県でも干し芋作りの最盛期を迎えています。照沼では、無肥料無農薬で栽培したさつまいもを使い、厳密な温度管理のもと作られた干し芋を販売しています。特に丸干しの干し芋はねっとりとした食感と強い甘みが特徴で、ギフトとしても大人気です」

おいしくて栄養満点、さらに安心安全な照沼さんの干し芋。気になる方は以下のリンクよりチェックしてください。

気温の低い日が続くこの時期。厳しい寒さを逆手にとって、干し芋作りにチャレンジ!

取材・文/高崎瑞輝(macaroni 編集部)
【取材協力】
【参考文献】
(2022/01/15参照)

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