ライター : macaroni 編集部

ねぎの香味がたまらない!えびの中華風蒸し焼き

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

調理時間:20分

毎週火曜日にお届けしてきた「ほろ酔いおせち」の連載も、いよいよラスト。料理家の小堀紀代美さんに教わった4品目は「えびの中華風蒸し焼き」です。

長寿の意味をもつえびは、やっぱりおせちの定番として欠かせない食材ですよね。手間がかかりそうなえび料理も、小堀さん特製のレシピなら驚くほど手軽においしく作れますよ。

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

料理家/小堀紀代美さん 人気料理店「LIKE LIKE KITCHEN(ライクライクキッチン)」のオーナー兼料理人を務めたあと、同名の料理教室をスタート。旅の記憶や実体験をもとにしたレシピが好評で、予約の取りにくい料理教室として有名。著書に『ライクライクキッチンの旅する味 予約のとれない料理教室レッスンノート』(主婦の友社)
「普段は鶏肉を使って作ることが多いレシピなのですが、えびを使ってお正月らしくアレンジしてみました。表面をカリっとしっかり焼きつけるので、えびを丸ごと食べられるメニューになっています。

このレシピのポイントは、ねぎ油を作るひと手間をかけること!ねぎの香味が全体に移り、料理がワンランクアップします。香ばしく焼きつけたねぎも一緒に食べるレシピなので、おつまみにぴったりです。

より華やかでおめでたい雰囲気にしたければ、有頭えびを使ってください。えびの頭のみそも食べられるので、さらにお酒が進む味わいになりますよ」

材料(作りやすい分量)

・無頭えび(生の殻付きのもの)……10~12尾
・長ねぎ(3〜4cm幅のぶつ切り)……1本
・しょうが(みじん切り)……1片
・塩……小さじ1/4杯
・紹興酒……大さじ2と1/2杯
・サラダ油……大さじ1杯

下ごしらえ

・えびは殻付きのままハサミで背中を浅く切り開き、背わたをぬく。尻尾の先もハサミで切る。塩と片栗粉(分量外)をまぶして洗い、臭みをとったら、水気をしっかり拭いておく

作り方

1. 長ねぎを焼く

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

フライパンにサラダ油と長ねぎを入れたら、火にかけます。長ねぎに焼き色がつくまで弱めの中火で焼きます。

「長ねぎは火にかける前に入れましょう。じんわり加熱されていく過程で、油に長ねぎのいい香りが移っておいしく仕上がります。香ばしさのもとになる焼き目がつくまでじっくり焼き上げてくださいね」

2. えびを加える

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

えびを入れて、表面の色が変わるまで強めの中火で焼きつけます。

「このあとの工程で蒸し焼きにするので、この段階では表面を焼きつけるだけで十分です。殻の色が赤くなるまで両面を焼きましょう。ここでしっかり焼きつけてカリカリの食感にすることで、旨味たっぷりの殻ごと楽しめるひと皿になります」

3. 蒸し焼きする

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

塩をふり、しょうがと紹興酒を加えます。フタをして弱火で2〜3分蒸し焼きします。

「紹興酒をたっぷり入れると華やかな香りが生まれ、本格的な味わいになります。ご家庭にない場合は日本酒で代用できますよ」

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