ライター : 佐久間愛子

管理栄養士/糖尿病療養指導士/Webライター

ダイエット中にケーキを食べても良い?

ケーキを食べるときのポイントを知っておけば、ダイエット中でもケーキは楽しめます。「ダイエット中はケーキは避けたほうが良い」と考えるひとも多いでしょう。しかし、「我慢しなきゃ」といった悩みがストレスにつながり、気分の落ち込みや食べ過ぎにつながるおそれも。

ダイエット中でもケーキと上手に付き合うポイントは、カロリーや種類、量です。(※1,2)

ダイエット中のケーキの選び方

ダイエット中のケーキの選び方

  1. 200kcal程度が目安
  2. 脂質の低いもの
  3. たんぱく質が多いもの
  4. フルーツや野菜が入っているもの

200kcal程度が目安

一般的な間食の適量は、一日200kcal程度とされています。参考として、いちごのショートケーキは、1人前373kcalです。このように、ケーキの種類ごとのカロリーを確認すると選びやすいでしょう。

また、ダイエットを意識している場合は、間食と食事を含めて一日の摂取エネルギーが消費エネルギーを超えないように調整できると良いですね。(※2,3,4)

脂質の低いもの

ダイエット中は、生クリームやチョコレートといった、脂質が高いものの摂取量に気をつけたいですね。脂質は体にとって大切な栄養素ですが、摂取した脂肪が余ると中性脂肪の蓄積につながるおそれも。

また、脂質は1gで約9kcalのカロリーのため、同じ量の炭水化物やたんぱく質よりも高カロリーになりやすいんです。(※5,6)

たんぱく質が多いもの

せっかくケーキを食べるなら、体にもうれしい栄養素が豊富なものを選んでみましょう。たんぱく質は筋肉や皮膚、酵素などにかかわり、生命維持に欠かせない栄養素です。

卵やチーズ類、豆腐を使用したケーキを選ぶと、たんぱく質が摂取しやすいですよ。(※7,8)

フルーツや野菜が入っているもの

キャロットケーキやオレンジケーキなど、フルーツや野菜が入っているものを選ぶとビタミン補給もかなうでしょう。ビタミンは食品から摂取する必要がある栄養素で、糖質・脂質・たんぱく質の代謝をスムーズに進めたり、皮膚や骨の健康維持にかかわったりします。

健康的なダイエットを進めるためにも、ビタミンの摂取は大切にしたいですね。(※9)
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