ライター : macaroni 編集部

お酒にもごはんにも合う。納豆とアボカドのアジアン和え

Photo by Mio Gohda

調理時間:5分

体の中からきれいを目指す、納豆を使った発酵おつまみレシピの2回目。お酒にもごはんにも合う「納豆とアボカドのアジアン和え」を、引き続き「神楽坂発酵美人堂」店主の清水紫織さんに教えていただきます。

「今回のレシピの特徴は、納豆、キムチ、ナンプラーと発酵食品のトリプル使いです。発酵食品に含まれている菌は、それぞれ異なります。さまざまな種類をバランスよく食べることで良性の菌が腸の中で活発化し、美容と健康につながるんですよ」

Photo by Mio Gohda

「神楽坂発酵美人堂」店主/清水紫織さん 妊娠をきっかけにアレルギーと腸内環境の関係性を知り、食生活を整えることで体調が劇的に改善する。以降、発酵料理に傾倒し、発酵料理人の伏木暢顕氏に師事。東京農業大学醸造科で学びを深め、現在は延べ2,000名以上の方に発酵食品を通して食文化の素晴らしさを伝えている
「納豆もキムチもナンプラーも、発酵食品のなかでもクセが強いので『本当に合うの?』と思われる方もいらっしゃるかもしれません。でも、これが不思議と合うんです。

味が濃いめなので、おつまみとしてはもちろん、ごはんにのせて丼にしたり、バゲットと合わせたり、パンにのせてトーストしてもおいしいです。かなり万能なレシピだと思います」

しかも火を使わないレシピとのことで、忙しい方や料理が苦手な方でも作りやすそうです。

材料(2人分)

Photo by Mio Gohda

・アボカド……1個(150g程度)
・キムチ……70g
・ひきわり納豆 ……40g
・パクチー(3cm幅・ざく切り)…… 1/2束
・ナンプラー ……小さじ2杯
・ごま油 ……小さじ1杯

作り方

1. アボカドをくり抜く

Photo by Mio Gohda

アボカドを半分に切って、種を取ります。ひと口大の大きさにスプーンですくって、ボウルに入れます。

「大きさは、それほどこだわらなくて大丈夫です。もしバゲットにのせて食べるのでしたら、気持ち小さめにくり抜いてもよいかもしれません。食べやすい大きさになっていればOKですよ」

2. 納豆、キムチを加えて混ぜ合わせる

Photo by Mio Gohda

アボカドの入ったボウルに納豆、キムチを加え、よく混ぜます。

「納豆はひきわりを使うと味が馴染みやすくなります。キムチはそのまま入れください。商品によって白菜の大きさにバラ付きがあるので、大きい場合は刻んで入れたほうがよいかもしれません。

また今回は白菜のキムチを使いましたが、きゅうりやねぎなど白菜以外のキムチを合わせてもおいしく仕上がりますよ」

3. パクチー、ナンプラー、ごま油を加えてよく絡める

Photo by Mio Gohda

パクチー、ナンプラー、ごま油を加え、よく絡めたら完成です。

「ナンプラーを醤(ひしお)に変えても、とってもおいしくなりますよ。醤とは、しょうゆやみそのルーツともいわれる発酵調味料です。じつは醤も簡単に自宅で作れるので、ぜひ試してみてくださいね」


醤の作り方はこちら▼

納豆×キムチ×ナンプラーのコンビネーションにお酒が進む

Photo by Mio Gohda

あっという間に、「納豆とアボカドのアジアン和え」の完成です!シャキシャキしたキムチとアボカドのとろっとした食感がナンプラーのコクとマッチして、とてもおいしいおつまみに仕上がりました。

「複数の発酵食品を使うことで、旨味やコク、まろやかさなどが調合して深みのある味わいになります。アジアンテイストのおつまみですが、ビールやハイボールなど、いろいろなお酒に合いますよ。調味料や食べ方もいろいろとアレンジできるので、飽きずに食べ続けられる発酵レシピになると思います」と清水さん。

火を使わず材料を混ぜ合わせるだけの簡単レシピなうえに、ごはんにも合うので、「あと、もうひと品ほしいな」と献立に悩んだときにも活躍してくれそうですね。

さて次回は、納豆に日本の発酵食品の代表ともいえるみそを組み合わせた「納豆とコンビーフのクラッカー」をご紹介します。


取材・文/鎌上織愛
撮影/強田美央


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