「牛乳だけ」のホットケーキ

Photo by macaroni

かなりきめが細かく仕上がりました。味は卵のコクがないので淡白ではありますが、牛乳の甘みが強く感じられます。

口に入れると最初は軽い口当たりだったものの、あとから少しベタついてくる印象でした。

「水だけ」のホットケーキ

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口当たりが一番軽く、素朴な味に仕上がりました。甘さは控えめで小麦粉の香りが強く感じられます。

ホットケーキミックス自体に砂糖や乳成分が含まれているため、水だけでもおいしく仕上げることができました。

牛乳と卵の役割が仕上がりに影響する!

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牛乳を水に変えたり、卵なしで作ると仕上がりにかなり違いが出ることがわかりました。では、なぜこのような結果になったのでしょう?

牛乳にはカルシウムイオンが豊富に含まれており、タンパク質同士を繋ぐ橋渡しをして凝固を促進する役割があります。そのため牛乳と卵で作ったホットケーキはふんわりとした食感に仕上がったのではないかと考えられます。

また、牛乳には脂肪が入っているため、しっとりとした食感と独特の風味やコクのある仕上がりになるんです。

卵は加熱することでタンパク質が固まり、気泡を潰さずに安定させる効果があります。さらに、卵に含まれる水分の一部が加熱され水蒸気に変わることで、卵なしのホットケーキよりも卵ありのほうがより膨らんだのではないかと考えられます。

ホットケーキは水でもおいしく作れる!

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検証の結果、牛乳と卵を使うとコクのあるふんわりしっとりとしたホットケーキになり、卵を使わずに水だけで作ると口当たりが軽く素朴な味わいのホットケーキになるということがわかりました。

牛乳や卵なしでもそれぞれおいしいホットケーキが作れましたが、牛乳や卵に含まれる性質の影響で厚みや食感、風味に差が出る結果となりました。

使うホットケーキミックスのメーカーを変えたり、薄力粉で作ったりしても見た目や味に違いが出そうですね。今回の検証結果を参考に、ぜひ自分好みのホットケーキを作ってみてください。

次回は「最強のホットケーキ作りに挑戦!ベストなちょい足し食材」について詳しくご紹介していきます。お楽しみに!


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