ライター : macaroni 編集部

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老舗フルーツ専門店直伝。おいしい梨の選び方

Photo by macaroni

夏から秋にかけて旬を迎える和梨。この時期は値段も手頃なので、よく購入する人が多いと思いますが、どれがおいしいのかいまいち見分けがつかないまま、選んでしまっているのではないでしょうか。

旬のくだものの見極め方をお届けする本連載では、第1回のももに続き、創業136年目の歴史を持つ老舗フルーツ専門店「新宿高野」の広報担当・フルーツコーディネーターである久保直子さんに見極めるポイントをお伺いしました。

梨の種類は、和梨、洋梨、中国梨と分けられますが、この記事では和梨についてお教えいただきます。

前回の記事はこちら▼

梨(和梨)を見極めるための4つのポイント

1. 果皮にハリがあり、傷がついていない

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ーー2回目はおいしい和梨の選び方を教えていただきたいと思います!さっそくですが、おいしいものを見極めるポイントはどこにありますか。

久保直子さん(以下、久保 おいしい和梨を見極めるには、まず表面を見ること。パツッとしたハリがあり、果皮に傷のついていないものがいいですね第1回でお教えしたデリケートな桃のように、表面の傷によって中まで傷んでいるということは少ないですが、なるべくきれいなほうがベターです。

2. 全体的にムラがなくしっかり色づいている

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ーー色で判断すべきポイントはありますか。

久保
 色の見方としては、全体的にムラがなく、均一に色づいているかが着目ポイント。種類にもよりますが、その品種特有の色がしっかりと出ているものを選ぶといいですね。

3. 軸が太い

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ーー太さや質感など、軸の注目すべき部分はありますか。

久保
 軸はなるべく力強く太いものがいいと思います。これは和梨にかぎらず、りんごやぶどうのような軸のあるくだものに全般に言えることなのですが、栄養を送り出す軸がしっかりしている分、きちんとした実がなるといわれています。

4. ずっしりと重さを感じる

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ーーつい大きいものを選びがちですが、問題ないでしょうか。

久保
 かならずしも大きければいいわけではありませんが、手に持ったときにずっしりとしているのは重要なポイント。重さで実が詰まっているかどうかを確認してください。同じ大きさの個体でも、スカッと軽さを感じてしまうものは選ばないようにしましょう。それでいて、横から見た膨らみは左右対称のものがいいですね。

和梨の正しい保存方法

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ーー桃は “花落ち” を上にして保存すると教えていただきましたが、和梨の場合はどうすればいいでしょうか。

久保 木になるくだものは、花が咲いていた “花落ち” から傷みます。ですから、和梨も桃と同様。花落ちの部分はやわらかくなりやすいので、上に向けて置いておくのがいいですね。店頭ではすでに写真のような状態で陳列されていることも多いと思いますので、その場合はそのまま保存してください。

ベストな食べごろは?

ーーこうなったら食べごろ!というタイミングを教えてください。

久保
 和梨は種類が豊富なくだものですが、ザックリ言うと赤梨と青梨に分かれています。青梨の代表ともいえる「二十世紀梨」は、少し時間を置いて黄色くなったら完熟の食べごろ。青くてもおいしく食べられますが、黄色くなったころがおすすめですよ。一方赤梨の代表「幸水」は、黄色から若干赤みが出たころが完熟の合図。

おいしく食べるためのコツは?

ーー選び方や保存方法のほかに、和梨をおいしく食べるコツはありますか。

久保 ずばり、芯を思い切って取り除くこともったいないからといってギリギリの部分まで残すのではなく、ザクッと大きく切ったほうがおいしく感じられます。せっかく甘くジューシーな和梨を選んでも、芯の渋さや酸味を感じてしまうとおいしさは半減してしまいますからね。

和梨を食べれば手軽に水分補給もできる

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「水分が88%を占める和梨は、水分補給にも最適なくだもののひとつです。水をたくさん飲むのは限界がありますが、おやつに和梨を食べるのは簡単。お子さんやご高齢の方にはとくにおすすめです。ぜひ今シーズンは、たくさん食べてくださいね」と久保さん。

おいしい和梨を選ぶコツを習得して、旬の味を堪能してみてはいかがでしょうか。

※品種、時期、天候などによって違う場合もあるため、本記事で紹介した内容は絶対的なものではありません
取材協力
取材・文/岩田知夏
写真/實重かおり

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