ブレインマサラ

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

これはインパクト抜群、なんと羊の脳味噌のカレー。ほかではなかなかいただけない貴重なメニューです。

最初は抵抗ある人も多いかと思いますが、実際食べてみると白子とあん肝の中間のような食感と風味。ズシッと濃厚なのでナンが進みますよ。
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9. 高レベルなタイ料理の名店「プリック」

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

池袋西口から北口にかけては、レベルの高いタイ料理店が集まるエリア。なかでも「ピラブカウ」と並んで一目置かれる名店がこちらです。

「ピラブカウ」が屋台テイストのワイルドさが売りなら、こちらはよりレストランスタイル。ただし日本人に合わせ加減……なんてことは一切ないタイ現地の味です。

メニューにはポピュラーなタイ料理から、タイ東北イサーン地方のちょっとクセがあるものまで。比較的大皿での提供ですが余ったらテイクアウトもOKなので、いろいろな料理にトライしてみてくださいね(辛いのが苦手な方は事前に伝えれば対応してくれるのでご安心を)。

プーパッポンカリー

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

2,200円(税込)
カニと玉子、セロリやパプリカなどの野菜を炒めたタイの中華系カレー「プーパッポンカリー」。ソフトシェルクラブを用いているため、とても食べやすいんです。

辛さはほどほどでほんのり甘く、フワッとした玉子とセロリの食感のコントラストも絶妙。東京でも屈指の完成度を誇るプーパッポンカリーと言えるでしょう。

食べていくうちに絶対お米が欲しくなるので、税込300円のカオスワイ(白米)を合わせて。

スップノーマイ

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

クセの強い料理が好きな方には、タイ東北イサーン地方料理を。

すっぱ辛い味わいがクセになる発酵タケノコサラダです。メンマのような歯ごたえで、ご飯との相性も抜群。タイのもち米カオニャオとよく合います。

料理が登場したときの「ムワワ~ン」という発酵臭は正直賛否が分かれるでしょうが、好きな人には堪らない魅力といえるでしょう。
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10. ドイツ料理をアレンジしたカレー「カリー・ザ・ハードコア」

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

ドイツ料理をベースに、スパイスカレーへと再構築した注目のカレー店。基本となるカレーは、ドイツのシチュー料理「グヤーシュ」にスパイスを加え、シャバシャバカレーに仕上げたもの。

さらにドイツの「フリカデレ」というひと口サイズのハンバーグ、「シュマルツ」という背脂で作るバターのようなものを添えた独特のカレーなんです。

オーナーシェフの喜多康平さんは、なんと元声優。異色の経歴も、この店のオリジナリティにひと役買っているのかもしれません。

ハードコアカレー

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1,000円(税込)
ハンバーグ3個のノーマルカレーに対し、こちらは5個入り。さらにチキンドラムが2本入った数量限定のスペシャル仕様です。「ハードコアカレー」という名前で「ハンバーグが5個」と聞けば、どんなドカ盛りハイカロリーなカレーかと思うでしょうが、実際そんなことはありません。

「グヤーシュ」をベースにしたカレーはサラサラで牛の旨味たっぷり。バスマティと日本米をミックスしたライスと合わせ、お茶漬けのようにスルスルといけちゃいます。ひと口サイズのハンバーグだって、ホクホクといくらでも食べられますよ。

そして「シュマルツ」、これがビックリ。見た目はラードの塊のようですが、とても滑らかな舌触りで、バターとクロテッドクリームの中間のような爽やかさ。これをカレーに混ぜ込むと、ちょっと形容しがたい味変をするのです。これは実際に食べていただくほかありません。
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